2021.09.24
6月27日、男子日本代表は国内で行われたイラン代表との3連戦の3戦目に臨み、最終スコア76-50で快勝を収めた。
張本天傑(名古屋ダイヤモンドドルフィンズ)はこの試合、ベンチから出場し18分32秒のプレータイムをもらうと、チーム最多となる4本の3ポイントシュートをメイド。ゲームハイの15得点を挙げ、オリンピック本戦のメンバー入りへ向け、大きくアピールした。
試合後の記者会見に応じた張本は「前半は全員で日本らしいバスケットができたのですが、後半は苦しんだ場面もありました。なんとか最後まで持ち堪えて、再び点差を開くことができ、全体的にはいいゲームだったと思います」と試合を振り返り、「気になるのはオフェンスリバウンドを取られた部分です」と修正点についてもしっかりと言及した。
元日本代表の主将でもあった篠山竜青(川崎ブレイブサンダース)が候補から外れるなど、チーム内の競争意識の高まりについて聞かれると「竜青さんが外れたのはチームの誰もが、思っていなかったことです。この誰が外れるかわからない状況の中で、もちろん競争もあると思いますが、僕自身は短期間にどれだけ成長できるかを一番メインに置いています」とコメント。
さらには「こういうメンバーでバスケットができるのは年に1カ月、2カ月しかないです。周りはみんなスター選手ですし、海外と試合をするのも限られた人数しかできません。その試合や練習から得た経験を、自分のものにできるかどうかが、次のシーズンにつながると思います。なので僕は、毎年この夏の経験を大事にしています。毎日たくさんのチームメートから、いろんなことを学んで頑張っていきたいなと思っています」と貪欲に成長しようとする姿勢を見せた。
それでも「オリンピックのメンバーに入ることが目標」と語る張本は「ラマスヘッドコーチから要求されていることはそんなに多くないので、そこを徹底してやれるかが重要になってくると思います。僕自身はディフェンス面でチームにフィットしていると思うので、そこはしっかりとアピールしていきたい」と自身の役割をしっかりと認識しているようだ。
結果としてFIBAランキング23位と格上のイランを相手に、2勝1敗と勝ち越すことに成功した日本代表。最後に張本はチームの手応えについて語った。
「海外組の3人(八村塁:ワシントン・ウィザーズ、渡邊雄太:トロント・ラプターズ、馬場雄大:メルボルン・ユナイテッド)が合流する前に、日本にいるメンバーだけでどれだけ海外と戦えるかどうか、そこの成長をラマスHCから求められていました。今の日本のスタイルは、ワールドカップ前とガラッと変わったと思います。激しいディフェンスから速いオフェンスへの展開など、僕自身としてはワールドカップから成長してるなと思っています」
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