2022.07.04
7月3日にオーストラリアのジョン・ケイン・アリーナで「FIBAバスケットボールワールドカップ2023 アジア地区予選」Window3が行われ、男子日本代表(FIBAランキング38位)が、若手主体で構成されたチャイニーズ・タイペイ代表(同69位)と対戦した。
5試合を終えて1勝4敗の日本は、西田優大(シーホース三河)、張本天傑(名古屋ダイヤモンドドルフィンズ)、エヴァンスルーク(ファイティングイーグルス名古屋)のオーストラリア戦と同様の3人に加え、藤井祐眞(川崎ブレイブサンダース)と佐藤卓磨(千葉ジェッツ)がスターティングファイブに名を連ねた。
試合は張本の3ポイントで日本が先制する。その後は相手にリードを奪われるも、佐藤と張本がオフェンスリバウンドから得点をつなぐ。さらに、テーブス海(滋賀レイクスターズ)が張本の3ポイントと富永啓生(ネブラスカ大学)の得点を演出し、中盤には日本が逆転に成功。早い展開から攻める日本は、井上宗一郎(サンロッカーズ渋谷)も3ポイントを沈めると、その後は富永が長距離砲2本を含む10得点を立て続けに奪い、25-14で第1クォーターを終えた。
続く第2クォーター、開始から河村勇輝(横浜ビー・コルセアーズ)が代表デビューを果たすと、自身のスティールから須田侑太郎(名古屋ダイヤモンドドルフィンズ)の速攻レイアップをアシスト。河村はその後もスティールとアシストを量産し、佐藤やエヴァンスの得点を演出する。早い展開からペイント内にアタックを続けた日本は、西田や富永がレイアップで得点し、42-27とリードを広げて試合を折り返した。
迎えた第3クォーター、開始からエヴァンスが連続得点を挙げる。その後はしばらく得点が伸び悩むも、藤井と富永が3ポイントのファウルをそれぞれ獲得し、フリースローで追加点を重ねる。さらに、富永は2つのチャージングを奪うなど、ディフェンス面でも存在感を発揮。井上と須田が3ポイントを沈めると、終盤には河村がスティールから井上のレイアップをアシストし、日本は60-36とさらに点差を拡大した。
第4クォーター序盤、エヴァンスがバスケットカウントを獲得し、3点プレーを奪うと、須田と藤井が長距離砲をヒット。また、テーブスがドライブから井上の3ポイントをアシストすると、さらにレイアップで代表初得点を挙げる。終盤には、河村が吉井裕鷹(アルバルク東京)の3ポイントや井上のレイアップを演出し、最後は89-49で快勝した。
全選手が10分以上のプレータイムを得た日本は、富永が14分31秒の出場で17得点と活躍。井上が3本の3ポイントを含む14得点6リバウンド、エヴァンスが13得点5リバウンド、張本が10得点5リバウンド、テーブスが2得点9リバウンド7アシスト、河村が3リバウンド8アシスト5スティールをマークした。
■試合結果
日本 89-49 チャイニーズ・タイペイ
JPN|25|17|18|29|=89
TPE|14|13|9|13|=49
2022.07.04
2022.07.03
2022.07.03
2022.07.03
2022.07.03
2022.07.03