2023.06.26
2月6日から10日にかけて、「2022年度 男子日本代表チーム ディベロップメントキャンプ」が開催。今後の継続的かつ将来的な男子日本代表チームの強化を目的とし、17歳から22歳までの計19名の若手選手がトム・ホーバスヘッドコーチらの指導のもと技術向上に励んだ。
昨年末に開催された「第75回全国高等学校バスケットボール選手権大会(ウインターカップ)」でベスト8進出を果たしたのも束の間、滋賀レイクスに特別指定選手として加入した湧川颯斗も同キャンプに参戦。練習を迎えるにあたっての心境などについて、合宿中のインタビューで語っている。
「自分の目標が日本代表に入ることなので」と、すでに湧川は目標を明確に捉えている。彼は194センチと高身長ながら福岡大学付属大濠高校でポイントガードも務めていた経験があり、世代屈指の得点力やスキルで福岡の名門校を下級生時からけん引してきた。
ホーバスHCが3ポイントシュートを重要視していることもあり、A代表選出には長距離砲の技術向上が欠かせないと湧川は考える。「代表に入っていくなかで、3ポイントが一番必要になるのかなと思いました」。
中村拓人(広島ドラゴンフライズ)、小川敦也(宇都宮ブレックス)など、ともに特別指定選手としてプロチームに加入し、同キャンプに参加している大型ポイントガードの存在にも触れた湧川。「(長所を)盗めるところは盗んで」と語った一方で、「自分はシュート力がまだ全然で。今のままではトムさんのバスケについていけないので、そこはしっかりとやっていきたいと思います」と、今後の改善点についても述べている。
滋賀でのプレータイムはまだ少ないものの、これまでのキャリアで残してきた活躍を考えれば今後の伸びしろは十分。自身が掲げる理想の選手像を追い求め、日本代表を支えるプレーヤーに成長してもらいたい。
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