2023.09.17
2月6日から10日にかけて開催された「2022年度 男子日本代表チーム ディベロップメントキャンプ」。今後の継続的かつ将来的な男子日本代表チームの強化を目的とし、17歳から22歳までの計19名の若手選手がトム・ホーバスヘッドコーチらの指導のもと技術向上に励んでいる。
昨年末に開催された「第74回全日本大学バスケットボール選手権大会(インカレ)」では大東文化大学を3位入賞に導き、その後は広島ドラゴンフライズとプロ契約を交わした中村拓人も同キャンプに参加。自チームと異なる点や、A代表選出を果たすために求められていることなどを合宿中のインタビューで語った。
「やっていることはシンプルなんですけど、細かい決まりごとが何個もある」と、ホーバスHCの綿密なバスケットボールを肌で感じているという中村。「いかに緻密にやっていくか、そこが大事になってくると思います」。
シンプルだからこその難しさにも中村は直面しているようで、「速い展開で、というのは簡単なことではあるんですけど、そのなかに何パターンもあるので」とコメント。自身がガードのポジションということもあり、指揮官の思考を理解する責任も感じていると話している。
「状況に応じて、このタイミングならどういう判断をしたほうがいいのかというのを発信していくポジションなので。いかにチームメートに分かりやすく伝えられるかが大事だと思うので、そこは自分のなかで意識しています」
巧みなハンドリングと抜群のシュート力で大東文化大をリードしてきた中村。広島でもコンスタントにプレータイムを得ており、今回の合宿で得た経験も併せてさらなる飛躍が期待される。
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