2024.06.15

カリーブランドと契約した富永啓生が記者会見に登壇「今後は子どもたちに夢を与える存在に…」

契約書にサインをして、正式にカリーブランドの一員となった富永啓生(右) [写真]=バスケットボールキング
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 6月14日にアンダーアーマーの『カリーブランド』とパートナーシップ契約を締結した男子日本代表富永啓生が、翌15日、日本でのアンダーアーマーの総代理店である株式会社ドームの北島義典CEOと契約記者会見に臨んだ。

 会見に先立ち、北島CEOとともに契約書にサインをして、正式にアメリカ国外では初の同ブランドの契約選手となった富永は、「一番尊敬している選手のブランドからオファーをいただき、うれしい気持ちでいっぱい」と素直な感想を述べた。2018年にカリーが来日した際、愛知の桜丘高校3年生の富永がイベントに参加したことから関係がスタート。富永が渡米する際にはカリーから「自分のやるべきことをやり続けろ」とメッセージをもらい、その言葉がアメリカで挑戦する富永を支えてくれたという。

 富永にとってカレッジ挑戦のハイライトとも言えるのが、NCAAトーナメントのファイナルフォーの直前に行われた「カレッジ・スラムダンク・アンド・3ポイント・チャンピオンシップ」の3ポイントコンテスト優勝。これについて会見のMCから質問されると、「僕のバスケ人生の中でもうれしい思い出になりました。会場の盛り上がりもすごかったし、あの雰囲気の中でパフォーマンスができてうれしかったです」と振り返った。

 また、その直後にカリーからお祝いのメッセージが発信されたが、「最初はびっくりして。本物かなと疑いました(笑)。うれしくて、混乱もしました。びっくりしたのが第一印象でした。自分自身が一番びっくりしました」と、笑顔を見せた。

 カリーブランドでは「CHANGE THE GAME FOR GOOD(世界中の若者たちが平等にスポーツを楽しむ機会を創出する)」というカリーの意思を体現した社会活動にも取り込んでいる。富永は「自分が高校生のときにカリー選手と対談させてもらう機会があったことで、今の自分があると思っています。今、自分がカリーブランドと契約したことで、今後は小さい子どもたちや選手にチャンスを与える、希望を与える存在になっていきたい」とプロとしての抱負を口にした。

メディア対応を行った富永啓生 [写真]=バスケットボールキング


 現在はNBA挑戦を一旦中断して、代表活動に参加中。「パリオリンピックが控えていているので、今はそれに全集中しています。日本のバスケ界を盛り上げたい」とコメント。「小さいころからの夢はNBA選手になること。パリオリンピックを経て、目標を達成できるように頑張りたいです。それに勝ち上がればカリー選手と同じコートに立つチャンスもあります」と、目を輝かせた。

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