2024.06.24
4月14日、Wリーグの年間王者を決める「京王 presents Wリーグプレーオフ 2023-2024 ファイナル」の第2戦が武蔵野の森総合スポーツプラザで行われ、デンソーアイリス(レギュラーシーズン2位)が73-62で富士通レッドウェーブ(レギュラーシーズン1位)に勝利。初戦を制していた富士通にとっては、逆王手をかけられて第3戦を迎えることになった。
富士通は宮澤夕貴が前半だけで17得点を挙げる活躍を見せ、37-33とリードして試合を折り返したものの、ハーフタイム明けの第3クォーターにリバウンド争いで主導権を握られ、篠原華実、赤穂ひまわり、馬瓜エブリンに長距離砲を沈められ逆転。試合を通してオフェンスリバウンド16本を許し、5点ビハインドで突入した第4クォーターも勢いに乗るデンソーに押し切られた。
前日にチーム最多15得点を挙げていた町田瑠唯は、この日39分6秒のプレータイムで4得点14アシストをマーク。司令塔として「出だしは自分たちのペースで行けたと思うんですけど、後半にディフェンスやリバウンドのところで相手の強みを出させてしまったなという印象です」と、敗戦を振り返った。
チームとしては宮澤が27得点、林咲希とジョシュア ンフォンノボン テミトペが13得点を挙げる奮闘を見せたものの、後半のディフェンスに問題があったことを認めつつ、自身のパフォーマンスについては、「昨日とは違うディフェンスをしてきたので、そこの対応の仕方が遅かった」と反省。「明日どういう守り方してくるかわからないですけど、しっかり早めにアジャストしていきたい」と第3戦を見据えた。
明日15日は勝っても負けても今シーズンラストゲーム。町田は「自分たちも後半の修正点は明確なので。そこはしっかり反省してやっていきたい。このチームで最後にいい形で終われるように、全員で気持ちを作って戦っていきたいと思います」と力を込めた。
富士通の16年ぶり優勝か、デンソーの初優勝か。注目のファイナル第3戦は15日19時ティップオフ予定。試合の模様はNHKBSサブチャンネル(102ch)で生中継、バスケットLIVEでライブ配信される。
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