2021.06.14
6月12日、「三井不動産カップ2021(神奈川大会)」の第2戦で、ポルトガル女子代表に68-43で勝利した女子日本代表。
この試合、三好南穂(トヨタ自動車アンテロープス)とともに3ポイントシュート4本を沈めてチーム最多となる12得点を挙げたのがオコエ桃仁花(富士通レッドウェーブ)だ。
試合後、オンライン会見に臨んだオコエは、「身長差はあるのですが、足には自信があったので、ディフェンスでは相手がやりたいプレーをさせないことをできたのかなと思います。3ポイントシュートもこのチームで一番求められていることなので、それが表現できて良かったです」と試合を振り返った。
2日前に行われた第1戦で点数に絡めなかったことで「ボールを持ったらリングに向かって行く、攻める姿勢」を意識したという。
また、ディフェンスに関しては、Wリーグで渡嘉敷来夢(ENEOSサンフラワーズ)や髙田真希(デンソーアイリス)ら、「自分より大きい選手を守ってきたので、相手の大きい選手に対しての経験値を積むことができたので、それが試合に生かせてているのではないか」とも語った。
試合では攻防において思い切りの良いプレーが光ったオコエ。そのプレーを引き出せた要因として気持ちの切り替えがあったようだ。
「セレクションの時期でいろんなプレッシャーがあり、第2、3次強化合宿まではそのプレッシャーに負けていました。でも、最近になって『楽しめばいい』と自分に言い聞かせて、それがいい形になっています。ファンの方や支えてくださっている方々のためでもあるのですが、私が心から楽しんでいる姿を見てもらうのが一番だと思うようになりました」
相手の大型選手も嫌がるような体の強さがありつつも、柔らかいシュートタッチから外角シュートを放つオコエ。
「今日だけ良かったのではなくて、継続的にやっていくことが大事。さっきも言ったように楽しむことが自分には合っていると思うので、落ち込むのではなく“次、次”とステップアップできれば」と抱負を語る。
三井不動産カップ(神奈川大会)は明日の6月13日(日)、第3戦を迎える。「今日よりもいいバスケットができるように、自分の役割を徹底してやっていきたいです」と勝利の立役者は、ハッキリとした口調で、神奈川大会最終日に向けて気を引き締め直していた。
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