2021.09.17

馬瓜ステファニーが代表合宿に手応え「自分たちの中に落とし込めたら強いと思う」

東京オリンピックには3x3代表として出場した馬瓜ステファニー[写真]=W LEAGUE
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 9月27日より、ヨルダンで開催される「FIBA女子アジアカップ2021」。同大会で4連覇中の女子日本代表は、9月10日から23日までの期間、13名の選手で強化合宿を行なっている。

 キャプテンに指名された林咲希を筆頭に宮崎早織、赤穂ひまわり、オコエ桃仁花、東藤なな子の銀メダリスト5名と、西岡里紗、馬瓜ステファニー、山本麻衣の3x3代表組、さらにWリーグの若手を中心としたメンバーで、アジアの各国がまだ果たしたことがない前人未到の5連覇を目指す。

 記者会見に応じた馬瓜は「チームとしての目標は、5連覇を念頭に置いていると思います。個人としては、久しぶりの5人制の代表活動でまだつかみ切れていない部分もあるのですが、自分のプレーをしっかり出していけるようにしていきたいです」と意気込みを語った。

 さらに「(恩塚亨ヘッド)コーチからはもっとドライブでリングにアタックしろと言っていただいています。まだまだ迷ってしまう部分はあるんですけど、少しづつ迷わずにアタックできているかなと思います」と話し、コンディションは徐々に上がってきているようだ。

3人制と5人制の両立も視野に

 東京オリンピックでは3x3日本代表としてプレーした馬瓜は「メダルが取れず結果が形になることはなかったですけど、それでもSNSなどいろんなところでたくさんメッセージをいただいて、オリンピックの力はすごいなと感じました。自分が思っていた以上の反響があったので、自分たちのやりようによっては(3x3の)選手人口を増やせるんじゃないかなと感じました」と大会を振り返った。

 忙しい日程のなか合宿に参加している馬瓜だが、今後も可能ならば3人制と5人制を両立していきたいと語った。「5人制では出た瞬間に自分のプレーを出さなければいけない」とコメントした通り、それぞれに違いはあるものの、3x3での経験は今回の代表活動でも活きているようだ。

「恩塚HCには、いろんなフォーメーションの中で、もっと自分たちの1対1を出してほしい、相手の動きを読んで、フォーメーションを崩してもいいから、自分たちで考えてプレーしろと言われています。3x3では今自分が攻めるべきなのか、誰が打つべきなのかと考えながらやっていたので、そこは通じる部分だと思います」

 さらに「今はまだフォーメーションを追ってしまっていたり、様子を見てプレーしてしまう部分があるので、もっと自分たちの中に落とし込めて自由にプレーできるようになったら強いと思います」と語り、恩塚HCのバスケットスタイルにも手応えを感じているようだ。

 東京オリンピックでの女子バスケットボールの盛り上がりを実感したと話す馬瓜は「自分たちもやっぱりメダルが取りたかったなという悔しい思いもありました」と正直な気持ちを明かした。アジアカップでは、その悔しさをバネに成長した彼女のプレーに注目だ。

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