2021.09.19
9月27日より、ヨルダンで開催される「FIBA女子アジアカップ2021」。同大会で4連覇中の女子日本代表は、9月10日から23日までの期間、13名の選手で強化合宿を行なっている。
キャプテンに指名された林咲希を筆頭に宮崎早織、赤穂ひまわり、オコエ桃仁花、東藤なな子の銀メダリスト5名と、西岡里紗、馬瓜ステファニー、山本麻衣の3x3代表組、さらにWリーグの若手を中心としたメンバーで、アジアの各国がまだ果たしたことがない前人未到の5連覇を目指す。
記者会見に応じた西岡は、今回のアジアカップについて「5連覇が大きな目標であり、ワールドカップにもつなげていきたいです。また、夢を与えられる選手に1人1人がなって、私たちの頑張りによって日本で見てくれている方に元気を与えるのが目標です」と意気込みを語った。
さらに「日本の弱点であるサイズを、一番大きい自分がフィジカルと身長を活かして補いたいです。自分はポストアップもそうですし、スクリーンで味方にズレを作って、得点に結び付けられるプレーを増やしていきたいです」と個人としての目標にも言及した。
3x3日本代表として東京オリンピックの戦いを終えたばかりの西岡は、すぐに5人制の代表に呼ばれたことに、若干の驚きもあったという。「最初は3x3からの切り替えに戸惑ったところもあるんですけど、今は恩塚(亨ヘッドコーチ)さんやチームメートとコミュニケーションを取りながら徐々にいい方向に向かっています」と話し、自身のコンディションも上がってきているようだ。
また、3人制での挑戦の日々は、西岡の5人制でのプレーの幅を広げることにもつながった。「今まで5人制では3ポイントシュートを打てなかったのですが、3x3の重いボールで練習したおかげで、楽に打てるようになりました。これまではペイントエリア付近でしかプレーしてなかったですが、3ポイントライン外でのプレーを経験して、自分のスキルの1つにできたと思います。足を使って海外の大きい選手をかき回すバスケットに自分もチャレンジしていけると感じています」
そして恩塚HCから、切り替えの早い3人制で鍛えられた判断力を期待されていると語った西岡は「オフェンスが止まってしまったときに、センターが率先してボールをもらいにいって、センター発信でオフェンスをリクリエイトすることをずっと練習しているので、私も率先してプレーを作っていけるようにしたいと思っています」とコメント。今回の代表合宿でも新たなプレーに挑戦しているようだ。
今回のオリンピックを終えて、日本女子バスケットボール界の注目度は格段に上がっている。
「メディアの方に取り上げてもらう機会も増えましたし、SNSを通じて『バスケットをやってみました』『アジア杯を見たいのですがどこでやってますか?』など直接私に届くこともあって、注目されているなと感じます。知名度が上がった分、私たちももっと責任を感じてやっていかないといけないなと思います」
大舞台を経験し、進化を続ける西岡は、強い責任感を背負ってアジアの戦いに挑んでいく。
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