2024.11.07
11月7日(現地時間11月6日)、メンフィス・グリズリーズと2Way契約を結んでいる河村勇輝が、ホームのフェデックス・フォーラムで行われたロサンゼルス・レイカーズ戦にて、待望のNBA公式戦初得点をマークした。
河村の出番がやってきたのは、127-109と大勢が決まった第4クォーター残り1分56秒。自身2試合ぶり6度目のNBA出場となった河村は、コートイン直後にブロニー・ジェームズのチェックをかわしてミドルジャンパーを放ったが、惜しくもリングに弾かれてしまう。その後、イディーとのパス交換が乱れターンオーバーとなる場面もあったものの、ブロニーとマッチアップした残り33秒にフリースローを獲得し2本ともに成功。記念すべきNBA初得点をマークした。
グリズリーズ快勝ムードのなか、ムードメーカーの一人でもある現役NBA最小172センチの河村に初得点が記録されたということもあり、フェデックス・フォーラムには拍手と歓声が響いたが、声を上げていたのはグリズリーズファンだけではなかった。
チームの看板選手であるジャ・モラントは、この試合の第3クォーターに負傷交代していたものの、試合終盤にコートサイドへとつながる通路に登場。河村がフリースローを決めた瞬間には、痛めた足を引きずりながら、ファンとともに声を上げていた。試合後には、この様子をカメラに収めた現地ファンのXポストが話題となるなか、モラント本人もこの投稿を引用する形で「yuuuuu」と投稿。あらためてSNS上でも河村の記念すべき瞬間を祝福した。
河村はグリズリーズ加入以降、NBAトップクラスのガードでもあるモラントと親交を深めており、他のチームメートから“小さな相棒”という声が上がるほどの間柄。普段はベンチにいる河村が主力選手であるモラントのプレーを称えるリアクションを見せていた。
ついに訪れた待望のNBA初得点。モラントにとっても“弟分”の初得点は特別な瞬間だったのかもしれない。
■試合結果
レイカーズ 114-131 グリズリーズ
LAL|27|26|28|33|=114
MEM|35|24|36|36|=131
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