2025.06.10

宇都宮ブレックスがBCLアジア準々決勝進出…ニュービルが22得点でチームをけん引

22得点でチームをけん引したD.J・ニュービル[写真]=fiba.basketball
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 6月9日、ドバイでFIBA主催のアジアNo.1クラブチームを決める大会「バスケットボールチャンピオンズリーグアジア2025(BCLアジア)」のグループフェーズが開催された。Bリーグ代表として参戦する宇都宮ブレックスは、昨年の優勝チームであるシャバブ・アル・アハリ(アラブ首長国連邦)と対戦した。

 宇都宮は初戦のメラルコ・ボルツ戦に敗れていたが、この試合を勝利するとグループフェーズを突破し、クォーターファイナルへと駒を進める状況。ギャビン・エドワーズグラント・ジェレットが不参加のなか、先発にはD.J・ニュービル比江島慎遠藤祐亮アイザック・フォトゥ竹内公輔が並んだ。

 序盤は点の取り合いの中、遠藤や竹内、ベンチから出場した村岸渉らが3ポイントシュートを成功させ、第1クォーターで31-23と8点リードを奪う。第2クォーターはアル・アハリのデショーンドレ・ワシントンをなかなか止めることができず、徐々に点差をつめられ、59-54で前半を終える。

 後半開始早々、第2クォーターの重たい空気を振り払うように比江島が3ポイントをヒットさせ、フォトゥ、ニュービルらが加点し、さらに比江島が再び3ポイントを沈め主導権を握ると、ディフェンスを強化しリードを広げる展開に。しかしアル・アハリのワシントンを抑えることができず、85-81の4点差とされて最終クォーターへ。

 僅差で突入した第4クォーター残り時間8分30秒、遠藤の3ポイントがヒットすると、フォトゥや比江島も続く。さらにニュービルのドライブからレイアップで畳み掛け11点差にすると、ファストブレイクで小川敦也から竹内にわたりスコア。終盤のフリースローをしっかりと沈めた宇都宮が食らいつくアル・アハリを最終スコア105-99で振り切り勝利。Bリーグチャンピオンの意地を見せた。

 勝利した宇都宮は、ニュービルが22得点5リバウンド5アシストとチームをけん引、フォトゥが18得点14リバウンドのダブルダブルと活躍、比江島が3本の3ポイントを含む17得点を挙げた。一方で敗れたアル・アハリのワシントンは、この試合40得点をマークするも第4クォーターは無得点に終わった。

 勝利した宇都宮は、グループフェーズを突破しクォーターファイナルに進出。6月11日にイランのタビアットと対戦する。

■試合結果
宇都宮ブレックス 105-99 シャバブ・アル・アハリ
UBX|31|28|26|20|=105
SAH|23|31|27|18|=99

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