富永啓生がNBAサマーリーグ挑戦…インディアナ・ペイサーズで出場を北海道が後押し

　レバンガ北海道は6月29日、富永啓生が「NBA 2K26 SUMMER LEAGUE 2025」に参加することを発表した。富永は、イースタン・カンファレンス所属のインディアナ・ペイサーズの一員として、7月11日から21日（現地時間同10日から20日）にラスベガスで開催される同大会に出場する予定だ。

　ネブラスカ大学を卒業後、富永は2024−25シーズンにペイサーズ傘下のGリーグチーム「インディアナ・マッドアンツ（来季から「ノブルズビル・ブームに変更）」に所属。そして、6月11日、レバンガ北海道とBリーグ2025−26シーズンの選手契約を結んだことを発表し、来シーズンはBリーグでプレーする予定となっている。

　そのような契約がありながらも、富永の「NBAプレーヤーになる」という夢を後押しする形で、北海道は今回のサマーリーグ参加を容認。再びNBA入りを目指す貴重な挑戦の機会が実現することとなった。

　クラブを代表して、桜井良太ゼネラルマネージャーは次のようにコメントを発表している。

「このたび、富永選手がラスベガスで開催される「NBA 2K26 SUMMER LEAGUE 2025」に招待を受けて出場することとなりました。

　彼の夢であり、目標でもあるNBAに近づくために精一杯プレーをしてきてもらいたいと思っております。

　富永選手の代名詞である3Pシュートを武器に活躍していただき、北海道、そして日本中を元気づけるプレーを期待しております！」

　富永自身も、次のように意気込みを語った。

「まずはじめに、夢であるNBA選手になる！に向けて、今回NBAサマーリーグ2025へのオファーをくださったインディアナ・ペイサーズの皆様、そして夢へのチャレンジをサポートいただいておりますレバンガ北海道の小川オーナー、折茂社長をはじめとする球団関係者の皆様、そして北海道のファンの方々、関係者の皆様に御礼申し上げます。ありがとうございます。

　ネブラスカ大学を卒業し、昨シーズンは幾つかのNBAチームからドラフト前にワークアウト招待を受けた後、NBAサマーリーグへの出場オファーがある中で、自分は2023年に沖縄で開催されたワールドカップでチームの一員として勝ち取ることができたパリ五輪で、日本のバスケットボール界の為に代表活動を最優先して全力で頑張りたいという想いをエージェントに伝え、何度も話し合い、そして理解を得て、NBAサマーリーグ出場を辞退しました。

　昨シーズンはペイサーズの下部チームでなかなかプレータイムが無い中、とても厳しい時間を過ごしていたので、こうして再びインディアナ・ペイサーズからオファーをいただけたことは本当に嬉しいです！

　初めて出場するNBAサマーリーグで、しっかりと頑張ってきます。引き続きの応援よろしくお願いします。」

「NBA 2K26 SUMMER LEAGUE 2025」参加概要

【富永選手所属チーム】
インディアナ・ペイサーズ（NBA イースタン・カンファレンス / セントラル・ディビジョン）

【期間】
2025年7月11日～21日（現地時間同10日〜20日）

【会場】
ネバダ大学ラスベガス校 トーマス＆マックセンター

【インディアナ・ペイサーズ 試合日程】
7月10日 14:00 vs クリーブランド・キャバリアーズ
7月12日 14:30 vs オクラホマシティー・サンダー
7月14日 15:00 vs シカゴ・ブルズ
7月17日 13:30 vs ニューヨーク・ニックス
※7月18日以降はリーグ戦の結果により詳細が決定
※表記時間は米国ラスベガス時間