2026.04.18
現地時間4月17日。ブラジル代表のレジェンドでバスケットボール殿堂入りを飾ったオスカー・シュミットが68歳で他界した。
シュミットの家族は、声明の中でシュミットが15年間にわたって脳腫瘍と闘ってきたこと、そして「勇気と尊厳、それに不屈の精神をもって闘い続け、決意、寛大さ、そして人生への愛の模範であり続けました。オスカーはスポーツの枠を超え、ブラジル国内外の多くの選手やファンにインスピレーションを与える、偉大な功績を残しました」と述べている。
203センチ99キロのフォワードは、1984年のドラフト6巡目全体131位でニュージャージー(現ブルックリン)・ネッツから指名も、NBAでプレーした経験はない。
とはいえ、ブラジル代表で19年間もプレーし、バスケットボール界で屈指のスコアラーとして活躍。1974年にプロキャリアをスタートさせた男は、そのうち大部分をブラジルとイタリアで過ごし、イタリアではコービー・ブライアント(元ロサンゼルス・レイカーズ)にとって幼少期のアイドルでもあった。
シュミットは1977年に19歳でブラジル代表デビューし、通算326試合の出場で平均23.6得点を記録。オリンピックに5回、ワールドカップにも5回出場。しかも、オリンピック歴代最多得点記録トップ10のうち、7試合がシュミットの記録で、1988年オリンピックの55得点(対スペイン)と、1990年ワールドカップの52得点(対オーストラリア)で、1試合最多得点記録も保持している。
2003年に45歳で現役を引退したシュミットは、所属してきたクラブと代表チームで通算4万9737得点を積み上げた。これは非公式ながら、当時カリーム・アブドゥル・ジャバー(元レイカーズほか)を抜いて歴代最多得点記録で、2024年にレブロン・ジェームズ(レイカーズ)が更新するまでトップに立っていた。
シュミットは2010年にFIBAで殿堂入り、2013年にはネイスミス・メモリアル・バスケットボール殿堂入り、さらには2017年にイタリア・バスケットボール殿堂入りを果たした。
「ブラジルのバスケットボール史上最高の選手が、スポーツの絶対的な象徴として、コート上でできることの限界を再定義した軌跡を残し、この世を去りました。彼の死はひとつの時代を終わらせますが、彼の偉大さは永遠に語り継がれるでしょう」
ブラジルバスケットボール連盟が声明でそう綴ったとおり、シュミットはバスケットボール界において屈指のレジェンドであり、これから先もこのスポーツにおける功労者のひとりであり続ける。
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