2026.03.29
フィラデルフィア・セブンティシクサーズのダリル・モーリー球団社長(バスケットボール運営部門代表)が退任することになった模様。5月13日(現地時間12日、日付は以下同)、現地メディア『ESPN』のシャムズ・シャラニア記者が報じている。
報道によると、モーリーはオーナーであるジョシュ・ハリス氏、デイビッド・ブリッツァー氏とフィラデルフィアで会談を実施。その場で、双方合意のもと袂を分かつ決断が下されたという。「NBAプレーオフ2026」カンファレス準決勝第4戦でニューヨーク・ニックスに敗れた直後の出来事である。
なお、ニック・ナースHC(ヘッドコーチ)は続投する見込みであることも合わせて伝えられた。来シーズンも指揮を執り、シクサーズで4年目を迎える予定とされている。ナースは、ここまでの3シーズンで通算116勝130敗を記録している。昨シーズンは24勝58敗と低迷したものの、今シーズンは球団史上初となる1勝3敗からのシリーズ逆転を達成し、プレーオフ1回戦でボストン・セルティックスを下した。
球団社長の後任探しは、『ハリス・ブリッツァー・スポーツ&エンターテインメント』のスポーツ部門社長であるボブ・マイヤーズ氏が主導するとのこと。合わせて、同氏が暫定的に球団のバスケットボール部門を統括するという。なお、マイヤーズ氏は4度の優勝を果たしたゴールデンステイト・ウォリアーズの“王朝”を築き上げた敏腕GMとしても知られている。
モーリーは2020年からシクサーズの球団運営部門を率い、6シーズンで5度のプレーオフ進出と通算270勝212敗を記録。在任中にはジェームズ・ハーデンを獲得した大型トレードや、ポール・ジョージとの契約締結など、積極的な補強を敢行した。
一方で、『ESPN』によると、ジョージ、タイリース・マクシー、ジョエル・エンビードの主力3選手がコートを共にしたのは、過去2シーズンでわずか43試合。その際の成績も21勝22敗と振るわず、来シーズンはこの3選手だけで総額1億5300万ドル(1ドル=157円換算で約241億円)のサラリーを抱えることになる。
また、モーリーは今シーズンのトレードデッドラインでジャレッド・マケインの放出を決断。マケインは現在、オクラホマシティ・サンダーのローテーションの一角を担っている。
大型トレードを積極的に敢行し、戦力増強を推し進めたモーリー。一方で、ロスター構築の判断には疑問の声も上がっていた。新たな球団社長がどのような組織づくりを進めていくのか、今後の動向に注目が集まる。
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