2026.06.05
「冷静だったとは言いたくないけど、自分たちが何をすべきかは分かっている。僕らはとても結束の強いチームだと思う。お互いのことを信頼し、支え合い、ひたすら努力を続けるしかないと理解している。これはチームとしてのメンタリティの賜物なんだ」
そう語ったのは、ニューヨーク・ニックスのジェイレン・ブランソン。6月4日(現地時間3日、日付は以下同)に敵地フロストバンク・センターで臨んだ「NBAファイナル2026」第1戦で、ニックスはサンアントニオ・スパーズに105-95で勝利。
互いに初出場の選手が多かった中、ニックスは第3クォーター中盤の14点ビハインドを挽回。第4クォーター半ばの8点リードから残り2分16秒に逆転を許したとはいえ、ブランソンの貴重な追加点もあって再びリードを奪ってみせた。
ニックスではそのブランソンがゲームハイの30得点、カール・アンソニー・タウンズが18得点12リバウンド4アシスト、OG・アヌノビーが17得点、ランドリー・シャメットが13得点、ジョシュ・ハートがいずれも両チーム最多となる15リバウンド6アシスト4スティールをマーク。
とはいえ、ブランソンは前半に相手選手と接触したことで右ヒザを負傷してロッカールームへ。コートに戻った後も、ショットを放った後の着地時に相手選手の足が左足に乗っかるなど、不運なアクシデントにも見舞われた。
それでも、第2クォーターに流れを引き寄せる連続得点を奪い、第4クォーターには両チーム最多となる13得点の集中砲火でニックスを勝利へと導いた。
ファイナルのデビュー戦で、ブランソンは30得点を奪取。これは1970年のファイナル第1戦でウィリス・リードが記録した37得点に次ぐ、フランチャイズ史上2位の高得点に。
もちろん、ニックスの勝利はブランソンだけでは語れない。ビクター・ウェンバンヤマへの好守でも魅せたタウンズ、球際の争いで優位に立ってポゼッションを増やしたハート、最終クォーターに12得点と躍動したアヌノビー、さらにはベンチメンバーの奮闘も見逃せない。
「一番重要なのは、自分たちがアウェーで戦っていること、そしてチームメートたちが僕のことを支えてくれているという安心感。こういう状況ではそれが一番大切だと思っている。彼らが僕を信頼してくれているし、僕も彼らを信頼している。それが僕たちをここまで導いてくれたんだ。毎晩、一緒にコートへ立つたびに、彼らには感謝している」とブランソンは言う。
ニックスのプレーオフ12連勝は、1999年のスパーズと並んで歴代2位タイ。この上にいるのは、2017年にゴールデンステイト・ウォリアーズがたたき出した15連勝のみで、6日の第2戦でも勝つことができれば、歴代単独2位の13連勝となる。
勝負所で真価を発揮するブランソンを擁するニックスは、1973年以来のNBAチャンピオンまであと3勝。スパーズとの頂上決戦で先に4勝することができるか注目したい。
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