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29点差から逆転負けを喫したスパーズのウェンバンヤマ「今はうまく説明できない。ただ…」

第4戦で24得点を残したウェンバンヤマ[写真]=Getty Images
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 6月11日(現地時間10日、日付は以下同)。サンアントニオ・スパーズは、敵地マディソン・スクエア・ガーデン(MSG)で「NBAファイナル2026」第4戦へ臨み、第1クォーター途中でニューヨーク・ニックス相手に2ケタ点差をつけた。

 過去55年間のNBAファイナルにおいて、シリーズ最初の4試合でいずれも第1クォーターに10点以上のリードを手にしたのは今年のスパーズが初。同クォーター終了時の19点リード(41-22)は、ファイナルにおいて第1クォーター終了時にアウェーチームが記録した過去最多のリードでもあった。

 続く第2クォーターでもスパーズは順調にショットを沈めていき、前半を終えて27点をリード(76-49)。特に3ポイントシュートが面白いように決まり、チーム全体で成功率53.8パーセント(14/26)を記録し、ハーフにおけるNBAファイナル新記録(14本成功)を樹立。

 第3クォーター序盤にはこの日最大となる29点差(81-52)と、ニックスを相手に本来ならばブローアウトと言ってもいいほどの大量リードを手にしていた。

 ところが、ビクター・ウェンバンヤマが「(第4クォーターを迎える)前から崩れ始めていたと思う。今はうまく説明できない。よく分からないんだ。…ただ、後半の僕らは明らかに、ハングリー精神が欠けていた」と試合後に明かしたように、ニックスの猛追によって点差は縮まっていった。

 そして1点リードで迎えた残り1.2秒で、OG・アヌノビーに勝ち越しのティップショットを許してしまう。スパーズは最後のポゼッションでショットまで持ち込めず、最終スコア106-107で痛恨の逆転負け。

 スパーズはウェンバンヤマが24得点13リバウンド3ブロック、ディラン・ハーパーが21得点4リバウンド3アシスト、ディアロン・フォックスが18得点5リバウンド7アシスト2スティール、デビン・バセルが18得点5リバウンド4アシスト、ステフォン・キャッスルが13得点5リバウンド5アシストを残すも、1勝3敗であとがなくなった。

 NBAファイナルにおいて、これまでに3勝1敗で王手をかけたケースでは38チーム中37チームが4勝目を挙げて優勝している。唯一の例外は2016年。クリーブランド・キャバリアーズが1勝3敗からゴールデンステイト・ウォリアーズに3連勝し、シリーズを制しているが、スパーズが圧倒的不利に立たされたことは間違いない。

 前半の76得点から、後半わずか30得点の失速となったスパーズ。14日の第5戦は、ホームのフロストバンク・センターで戦えるとはいえ、シリーズ最初の2戦を落としただけに、この歴史的な逆転負けからはい上がることができるか注目したい。

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