2026.10.04
サンアントニオ・スパーズが、プレシーズンから高い基準を求めている。ビクター・ウェンバンヤマの新たな成長の兆しも見られるなか、今シーズンも優勝争いに絡むチームとして注目を集めそうだ。
10月11日(現地時間10日)、スパーズはプレシーズンゲームでフェニックス・サンズと対戦。98-102で敗れ、プレシーズンは開幕から2連敗となった。
スパーズは序盤から守備の切り替えやパスの精度で課題を見せ、最大15点差をつけられる展開に。試合開始からわずか1分50秒には、ジョンソンHCが早々にタイムアウトを要求する一幕も見られた。ジョンソンHCは試合後、チームが求める水準に達していなかったと振り返り、レギュラーシーズン開幕を前に、準備の機会を無駄にしてはならないと強調した。
プレシーズンとはいえ、細部まで徹底する指揮官の姿勢からは、再びNBAファイナル進出を目指すチームの高い意識がうかがえる。ステフォン・キャッスルも、序盤の守備やフィジカル面で本来の姿を出せなかったと認め、チームとして改善が必要だと語った。
一方、敗戦のなかで明るい材料となったのがウェンバンヤマのプレーメーク能力だろう。この試合で約22分間出場したウェンバンヤマは、13得点7リバウンドに加えてチーム最多の6アシストを記録。パスを通じて攻撃を組み立てる能力を示したウェンバンヤマについて、キャッスルは次のように称賛した。
「彼はコート全体をよく見ている。アシスト数は試合によって変わるだろうけど、大切なのは彼の視野の広さや、相手がどのように守ってくるかを把握する力なんだ。試合ごとに相手の守り方は異なるけど、彼ならすべての場面で正しい判断を下してくれる」
ウェンバンヤマ自身も、オフシーズンにはコート上でより多くの状況を把握し、プレーの展開を落ち着いて読むことに取り組んできたと語った。昨シーズンは平均3.1アシストを記録していたウェンバンヤマだが、得点やリバウンド、ブロックに加え、味方を生かすプレーでも存在感を高められれば、スパーズの攻撃はさらに多彩になることが期待される。
もちろん、プレシーズンの2試合だけでチームの完成度を判断することはできないが、ウェンバンヤマがプレーメークの面でも成長を示すなど、スパーズには今シーズンへの期待を高める材料も見られた。開幕までに課題を修正し、昨シーズンに続いて優勝争いへ加わることができるのか注目だ。
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