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王座を逃した悔しさを原動力に…ウェンバンヤマ「これ以上のモチベーションはない」

新たなシーズンへ臨むウェンバンヤマ[写真]=Getty Images
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 9月29日(現地時間28日)、サンアントニオ・スパーズが2026-27シーズンに向けたメディアデーを実施。ビクター・ウェンバンヤマが取材に応じた。

 昨シーズンのスパーズは、レギュラーシーズンを62勝20敗のウェスタン・カンファレンス2位で終えると、プレーオフで西地区を勝ち抜き、2014年以来となるNBAファイナルへ進出。しかし、ニューヨーク・ニックスとの頂上決戦では1勝4敗で敗れ、フランチャイズ史上6度目の優勝には届かなかった。

 昨シーズンのファイナル敗退が新シーズンへの究極のモチベーションになるかと問われると、ウェンバンヤマは「これ以上のモチベーションは想像できない」と即答。あと一歩で王座を逃した悔しさを、2026-27シーズンの原動力にしていることを明かした。

NBAファイナルでのウェンバンヤマ[写真]=Getty Images


 ファイナルでの敗戦は、オフシーズンに入ってからもウェンバンヤマの心に残り続けていた。敗退後の心境について、「時間とともに変化していくものだと思う。眠れない夜というほどではないけど、なかなか眠りにつけない時や、つらい感情に襲われることもあった」と告白。そのうえで、「そうした感情を経験し、すべて受け止めなければならない時が来る。僕たちは何からも逃げるつもりはない」と、厳しい感情にも正面から向き合う姿勢を示した。

 悔しさを抱えながらも、ウェンバンヤマは新シーズンを前向きに見据えている。再びファイナルへたどり着くには、レギュラーシーズンとプレーオフを合わせて100試合以上を戦う可能性があることにも触れ、「僕たちは素晴らしい状態にある。希望と大きな野心を持っているし、準備はできている」と、長い道のりへ向けた覚悟を口にした。

 スパーズは昨シーズン、ウェスタン・カンファレンスを勝ち抜いてNBAファイナルへ進出した。その実績を踏まえ、ウェンバンヤマは「僕たちは昨年、西地区を制した。今シーズンはそれ以下を望んでいない」と強調。「第1シードを獲得し、トップの座を目指して戦い続けたい」と、今季も昨季と同等以上の成績を目指す考えを明かした。

 優勝候補として相手から強く意識される立場になったことについても、ウェンバンヤマは自然な変化として受け止めている。昨シーズンに西地区上位へ進むなかで、対戦相手から警戒される感覚はすでにあったと説明し、「僕たちは山の頂上を目指して戦っている。その途中には、前へ進むために乗り越えなければならない相手がいる」と語った。

 ウェンバンヤマは昨シーズンのNBAファイナル全5試合で、1試合平均26.0得点11.2リバウンド2.6アシスト3.6ブロックを記録。シリーズを通じて攻守で存在感を発揮したが、スパーズを王座へ導くことはできなかった。


 短いオフシーズンには、チームメートとの関係を深めながら新シーズンへの準備を進めた。スパーズの選手たちはフランスを訪れ、トレーニングや食事をともにした。ウェンバンヤマは母国でチームメートと過ごした時間について、「もちろん、一人で向き合わなければならない感情もある。でも、チームとして向き合えるのは素晴らしいこと」とコメント。「今夏にみんなで取り組んだことから、多くのポジティブなものを得られた」と振り返った。

 NBAファイナルまで勝ち進みながら、最後に王座を逃したスパーズ。ウェンバンヤマはその悔しさを新シーズンへ向かうモチベーションとして受け止めている。西地区連覇と念願のNBA制覇を目指し、22歳の大黒柱がキャリア4年目に臨む。

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