2026.07.05
NBAの開幕直前は“球団番付”が盛り上がる季節だ。純粋な優勝予想やオフシーズンの動向は、シーズンの青写真を描く上での参考になる一方で、「今年強い」ことと「3年後まで強い」ことは必ずしも同義ではない。
現地メディア『ESPN』は、2026-27シーズンから2028-29シーズンまでの各球団の将来性を評価する「NBA Future Power Rankings」を発表。検討にはベン・ゴリバー、ボビー・マークス、ザック・クラム、さらにはバスケットボール分析の第一人者であり、日本代表のアドバイザーを勤めた経歴を持つディーン・オリバーも参加し、既存戦力、将来性、マネジメント、ドラフト資産、財務状況などの観点から、球団が強さをどれだけの期間持続できるかを計測している。
総合点:82点

[写真]=Getty Images
最大の強みは、シャイ・ギルジャス・アレクサンダー、ジェイレン・ウィリアムズ、チェット・ホルムグレンらが20代でありながら、すでに優勝経験を持つことである。戴冠こそ逃したものの、昨シーズンも64勝18敗でリーグ最高勝率を記録。SGAは2年連続MVPに輝いた。
懸念は財務面で、評価は29位。2027-28シーズンからSGAの大型延長契約が始まり、ビッグ3を永遠に維持できる保証はない。それでも豊富な指名権とサム・プレスティ率いるフロントは心強い。「高額化した主力を若手へ置き換える手段まで持っている」ことが、他の強豪との最大の違いだ。
総合点:79点

[写真]=Getty Images
さらにウェンバンヤマは今夏、5年2億5200万ドル(397億5600万円)の延長契約に合意。本来であれば、3億ドル(473億2800万円)も狙えたが、球団が若手を維持する余地を残してくれたのは、フロントのチーム設計に余裕をもたらす。
2022年の同ランキングで28位だったスパーズは、ウェンバンヤマとの出会いからわずか数年でトップ層へ躍り出た。
総合点:72点

[写真]=Getty Images
特筆すべきは、マネジメントがリーグ2位の評価を受けたところにある。球団はブラウンとの交換でポール・ジョージに加えて1巡目指名権2本、2巡目2本を獲得。ジェイソン・テイタムを軸に戦いながら、次の大型トレードを仕掛けられる資産を確保した点を『ESPN』の記者たちが高く採点した形だ。
オリバーは、セルティックスを「一貫性の象徴とも言える存在」と高く評価。実際に過去5シーズンでオフェンス効率は常に6位以上をキープし、ディフェンス効率も一度も4位以下になっていない。トップ3に選出されたのは、現在地ではなく、次の数年間も構築できるという組織単位での信頼の表れだろう。

[写真]=Getty Images
昨シーズン王者のニューヨーク・ニックスは、第5位という結果に。既存戦力はリーグ3位、マネジメント4位、マーケット2位となったが、一方でドラフト資産は23位、財務は27位となった。カール・アンソニー・タウンズやジョシュ・ハートの次の契約、ジェイレン・ブランソンに控えた2028-29シーズンの新契約を加味すると、現在のコアをそのまま維持するのは簡単ではないと見ている。
文=Meiji
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