39分前

「八村だけじゃない?」…FIBA W杯予選 Window 4で“無双”したNBA選手たち

W杯予選Window4で活躍したNBA選手をピックアップ [写真]=fiba.basketball

 国際舞台は、プレーオフに匹敵するほど選手たちのインテンシティが高まる。ここにはビジネスはなく、あるのは国の威信と誇り。現在開催中の「FIBAバスケットボールワールドカップ2027」予選ともなれば、出場をかけて1試合でも負けられない。

 アジア地区予選を戦った日本代表は、Window4で待望の八村塁(ロサンゼルス・クリッパーズ)が合流。サウジアラビア戦では29得点、フィールドゴール成功率78.5パーセント。続くカタール戦では30得点、3ポイントシュート8本中6本成功に3ブロックのおまけ付きで、格の違いを見せつけた。

 だが、代表戦で躍動したNBA選手は八村だけではなかった。

■フランスのウェンバンヤマが圧倒的な存在感…スウェーデンのラーションも大爆発

ウェンバンヤマは圧倒的なパフォーマンスを披露 [写真]=fiba.basketball

 ヨーロッパ勢は、24名のNBA選手が17チームから参加。国際大会にかけるそれぞれの思いは、大陸別でも突出しており、スター選手たちはしっかりと結果を出した。

 FIBAランキング3位の強豪フランスは、ビクター・ウェンバンヤマ(サンアントニオ・スパーズ)がコートを支配した。スロベニア戦は出場時間わずか21分で22得点9リバウンド。続くスウェーデン戦は終盤まで苦しい展開が続いたが、昨シーズンの最優秀守備選手賞(DPOY)は文句なしのパフォーマンスを披露した。第2クォーター、第3クォーターに見せたダンクはこの試合のハイライトとなり、18得点8リバウンド、フィールドゴール成功率85.7パーセントで、Window4の2連勝に貢献した。この結果、フランスは戦績を7勝1敗に伸ばし、FIBA公式も「フランスが予選突破(Qualified)のグラフィックを準備しておこう」と表現するなど、突破はほぼ確実となった。

 そのフランスがスウェーデンを破った一戦で、敗れたスウェーデンのペレ・ラーション(マイアミ・ヒート)は、ゲームハイの23得点と奮闘。フィンランドとの北欧対決では31得点5リバウンドの大爆発で勝利の立役者となった。2年目のブレイクの勢いをそのままに代表をけん引している。

スウェーデンはラーションの活躍で勝敗を五分に戻した [写真]=fiba.basketball

 グループKの2位につけるFIBAランキング32位のクロアチアは、今夏の移籍で久しぶりにNBA復帰を果たすマリオ・ヘゾニャ(クリーブランド・キャバリアーズ)が、イビツァ・ズバッツ(インディアナ・ペイサーズ)とともに、2014年以来となるワールドカップ復帰を目指している。ヨーロッパで数々の称号を手にしてきたヘゾニャは、ラトビア戦で28得点7アシスト、オランダ戦でも16得点5アシスト。ズバッツもラトビア戦は影を潜めたが、オランダ戦では24得点11リバウンド、フィールドゴール成功率80パーセントで挽回した。現在7勝1敗でドイツ、ポーランドと並び、4位ラトビアとも3ゲーム差がある。久々のワールドカップ復帰が現実味を帯びてきた。

クロアチアはヘゾニャ(左)、ズバッツの活躍で13年ぶりの本大会進出を目指す [写真]=fiba.basketball

■カナダの無敗を死守したドート&アレクサンダー・ウォーカー…バハマはエッジコムらが奮闘

SGA不在の中、カナダの無敗を守ったドート(左)とアレクサンダー・ウォーカー [写真]=fiba.basketball

 一方のアメリカ予選では、カナダとバハマが見せ場を作っている。

 カナダは、シェイ・ギルジャス・アレクサンダー(オクラホマシティ・サンダー)不在のなか、昨シーズンまでチームメートだったルーゲンツ・ドートと、いとこのニキール・アレクサンダー・ウォーカー(ともにアトランタ・ホークス)のコンビが、アルゼンチン戦で強烈なインパクトを残す。前者が25得点、後者が26得点をそれぞれマークし、2人で50得点オーバー。最大17点のビハインドをはねのけて逆転勝利を収め、予選無敗を堅持している。

 一方、台風の目となることが期待されているバハマは、予選で苦戦を強いられている。しかし、バディ・ヒールド(アトランタ・ホークス)とVJ・エッジコム(フィラデルフィア・セブンティシクサーズ)が救世主となり、首の皮一枚つながっている。バハマがウルグアイを破った一戦では、エッジコム不在のなかでヒールドが持ち前の長距離砲で驚異的な決定力を示す。3ポイントシュートは11本中6本成功で、チーム最多の28得点を挙げた。続くパナマ戦は、エッジコムが序盤からエナジー全開。前半だけで22得点を挙げ、3ポイントシュートを11本中7本成功させた。最終的には25得点でフィニッシュし、ヒールドも19得点8リバウンドの活躍で、Window4を史上初の2勝で終えている。

バハマをけん引するヒールド(左)とエッジコム [写真]=fiba.basketball

■カメルーンのミッシがアフリカ予選でダブルダブル連発の活躍

カメルーンのミッシは3試合平均で18.0得点11.0リバウンドを記録 [写真]=fiba.basketball

 その他にもアフリカ大陸予選では、カメルーンのイブ・ミッシ(ニューオリンズ・ペリカンズ)が話題をさらった。カメルーンがナイジェリアとチュニジアを破った試合で、ミッシはナイジェリア戦で24得点9リバウンド4ブロック2スティール、フィールドゴール成功率69.2パーセント、チュニジア戦でも19得点14リバウンドのダブルダブルを達成。さらに、最終ギニア戦では惜しくも敗れたものの、11得点10リバウンドのダブルダブルに到達。3試合平均は18.0得点11.0リバウンド2.7ブロック、フィールドゴール成功率64.5パーセントで終えた。

 世界各地でNBA組が存在感を放ったWindow4。今週末は、FIBA公式チャンネルで推しチーム所属選手の国際試合をチェックし、オフのコンディションを確認してみてはいかがだろうか。

文=Meiji

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