2018.06.12
1月30日(現地時間29日)にロサンゼルス・クリッパーズとデトロイト・ピストンズによるトレードで、ピストンズへ移籍したブレイク・グリフィンが、ブライス・ジョンソンとウィリー・リードと共に2月1日(同1月31日)にピストンズの一員としてメディアの前で会見を行った。
Miss today's press conference with Blake, Brice and Willie? Watch The Front Office for your recap. #DetroitBasketball pic.twitter.com/tJpYgPjqtT
— Detroit Pistons (@DetroitPistons) February 1, 2018
「新たな機会を得て興奮しています。この組織はこれまで、皆が信じられないほど協力的でした」。
グリフィンはトレードを知り、「ショックを受けた」と認めていたものの、すでに気持ちを切り替えて会見に臨んだ。2009年のドラフト指名から約9年、クリッパーズでプレーしていたグリフィンは、シーズン途中にトレードで移籍となった。グリフィンは今の気持ちをこのように語っている。
「バスケットボールはあくまでバスケットボールです。人生をとおしてプレーしてきました。バスケットボールをプレーしている時が、私は最も幸せです。ここデトロイトには、すべてのスポーツにおいてすばらしいファンがいます。私はそのことにとても興奮しています」。
通算5度のオールスター出場経験を誇るグリフィンを迎えたピストンズのオーナー、トム・ゴアズは「彼は勝ちたがっています。我々は、彼がこれまで以上にすばらしいバスケットボール選手になっていくと思っています。一緒に時間を過ごしたことで、彼が生まれながらのリーダーであることがわかりました。ハードワークの精神を持ち、非常に高いレベルの競争心があります。ブレイクのような選手をチームに加えることができ、とても興奮しています」と電話を通じてコメントしている。
グリフィンは会見で、自身のプレーについて、ピストンズでプレーしてきた選手たちの中で、最もハードワーカーとして知られるレジェンドの名前を2人出して語った。
「ベン・ウォーレスとデニス・ロドマン(共に元ピストンズほか)の間のどこかでしょうね」。グリフィンは白い歯を見せて笑った。「コーチの息子として育ち、これまでプレーしてきました。父は私に、ハードにプレーすること、そしてハードワーカーであるように要求してきました。両親は、私が知る限り最もハードに働く2人です。クリッパーズでは常に自分のゲームを変えるべく、多くのスキルを加えていきました。しかし、私のプレーにおけるベースはフィジカルであり、ハードにプレーすることです」とグリフィン。
NBAデビュー当時、グリフィンは爆発的なジャンプ力と新人とは到底思えないパワー、そして身体能力の高さを駆使し、何度もハイライトシーンで流れるような迫力満点のダンクを武器に得点していった。そこから徐々にシュートレンジを広げ、ボールハンドラーとしてチームメートを活かすプレーも増やしていった。ピストンズには昨日オールスターに選出されたビッグマンのアンドレ・ドラモンドもおり、グリフィンとドラモンドは、イースタン・カンファレンスでは群を抜いてパワフルなインサイドデュオと言えるだろう。
新天地で、新たなモチベーションを得て躍動する今後のグリフィンのプレーに注目だ。
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