2018.03.07

【NBA】ウェストブルックがKD、ハーデンと“ビッグ3”を形成していた当時を振り返る「ありがたいこと。頻繁に起こることじゃない」

2012年までビッグ3を形成していたハーデン(左)、ウェストブルック(中央)、デュラント(右)[写真]=Getty Images
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結成3シーズン目でファイナル進出を果たした“ビッグ3”

 オクラホマシティ・サンダーのラッセル・ウェストブルックが、3月7日(現地時間6日)、サンダーの番記者フレッド・カッツに対し、2012年まで形成していた“ビッグ3”について語った。

 サンダーは2009-10シーズンから11-12シーズンまで、KDことケビン・デュラント(現ゴールデンステート・ウォリアーズ)、ジェームズ・ハーデン(現ヒューストン・ロケッツ)、ウェストブルックという“ビッグ3”を擁していた。

サンダーで形成していたビッグ3(左からウェストブルック、デュラント、ハーデン)。現在ではリーグ屈指の実力者たちである[写真]=Getty Images

 当時について聞かれたウェストブルックは、こう語っている。

 「ありがたいことさ。そう頻繁に起こることじゃないからね、彼らのような(一線級の)選手たちとプレーできてよかったよ。でも同時に、彼らには今のレベルにまでたどり着くべく、それぞれの旅があることを知り、理解していた」。

 12年にウエスタン・カンファレンスを勝ち上がり、NBAファイナルの舞台に立ったビッグ3は、レブロン・ジェームズ(現クリーブランド・キャバリアーズ)とドウェイン・ウェイド(マイアミ・ヒート)擁するマイアミ・ヒートと激突。デュラントが第4クォーターに爆発して初戦こそ勝利したものの、そこから4連敗を喫し、優勝は翌年以降に持ち越しになるかと思われた。

 ところが、12-13シーズンの開幕直前にハーデンがロケッツへトレード。ビッグ3はまさかの解散となった。その後サンダーは、デュラントとウェストブルックのコンビで4シーズン戦ったものの、NBAファイナルという頂上決戦に舞い戻ることはなかった。

 そして16年夏にデュラントがウォリアーズへ移籍し、当時のビッグ3は完全に崩壊。昨季からサンダーは、ウェストブルックを軸に戦っている。

別々の道を歩み、NBA屈指の実力者へと成長

 今思えば、このビッグ3は将来、NBAのMVP候補に挙がるほどの才能を誇っていた。デュラントは13-14シーズン、ウェストブルックは16-17シーズンにそれぞれMVPに輝いており、今季はハーデンが最有力候補となっている。また、デュラントは過去4度の得点王、ウェストブルックは2度の得点王を獲得しているのだが、このままのペースでいけば、今季ハーデンは得点王となる可能性が高い。

 かつてこれほどまでの才能を誇る3選手が、同一チームでプレーしていただろうか? ウェストブルックが語ったように、そう何度も起こることではなかったのである。

 ちなみにハーデンがチームを去ったのは、自身が求めるサラリーとチーム側から提示されたサラリーに大きな差異が生じてしまったことが、その要因の1つとしてあった。そしてデュラントの場合は自身のキャリアを“My next chapter”、新たな章へと歩むべく、移籍を決断し、現在に至っている。

ウェストブルック(左)率いるサンダーと、ハーデン(右)率いるロケッツは、昨季のプレーオフ1回戦で対決し、ロケッツが4勝1敗で勝利[写真]=Getty Images

 デュラント、ハーデン、そしてウェストブルック。この3人が今でも一緒にプレーしていれば、さすがに1度は優勝していたのかもしれない。しかし、彼らが今の地位にいるとは到底思えない。

 それぞれがトッププレーヤーになるべく、別々の道を進み、現在に至っている。近年ではリーグ屈指の実力者となった3選手。彼らがそれぞれ率いるチームにおけるマッチアップは、まぎれもなくリーグトップレベルなだけに、今後も彼らによる覇権争いに注目していきたい。

ウェストブルック(左)とデュラント(右)のマッチアップは、今でも大きな注目を集める[写真]=Getty Images