2018.08.17
4月13日(現地時間12日)、ロサンゼルス・レイカーズのレジェンド、コービー・ブライアントが『Dan Patrick Show』に電話出演した。
そこで、「あなたが全盛期にいると仮定して、全盛期の相手選手とマッチアップできるとしたら、どの選手ですか?」と聞かれたコービー。
華麗なフットワークにボールハンドリング、強じんなメンタリティー、そしてあらゆるエリアからリムに突き刺すシュート力を兼備したコービーは、1on1においてリーグ史上でも最高級の実力者だったと言えるだろう。
そのコービーが迷わず選んだ相手は、やはりというべきか、マイケル・ジョーダン(元ブルズほか)だった。
「1991年のマイケル(・ジョーダン)だ。間違いない。フィジカル面、メンタル面ともにベストな対戦相手だと思う」。
1991年のジョーダンといえば、ブルズに初優勝をもたらした時。当時27歳のジョーダンは、身体能力もピークにあったと言っていいだろう。自身がセレクトした91年のジョーダンとのマッチアップについて、コービーは笑みを交えながらこのように語っていた。
「互いにトラッシュトークの応酬になったとしても、私は受け身になってしまうような人間ではない。でも、我々はとてもクリエイティブなトラッシュトーカーだからね」。
ジョーダンとコービーが全盛期だった頃において、もしもマッチアップしたらどちらが勝利するのか? コービーはジョーダンとこのことについて互いにどちらが勝つのか主張し合うだろうと語ったという。
それでは、90-91シーズンにジョーダンが残した成績を見てみよう。このシーズン、5年連続で得点王に輝いたジョーダンは、平均31.5得点6.0リバウンド5.5アシスト2.7スティール1.0ブロック、フィールドゴール成功率は53.9パーセントという高い数字を残していた。
コービーの全盛期となると、意見が分かれるだろうが、91年のジョーダンと同じ年齢だった2005-06シーズンで見てみたい。このシーズンのコービーは平均35.4得点5.3リバウンド4.5アシスト1.8スティールをマーク。自身初の得点王に輝き、NBA歴代2位となる81得点を達成したシーズンである。フィールドゴール成功率は45.0パーセントで、3ポイントシュートを1試合平均で2.3本も決めていた(成功率は34.7パーセント)。
では、共に全盛期を迎えていた両者によるマッチアップはどうなるのかと聞かれると、さすがに勝者を即決することは不可能。リーグ最強レベルの得点力に加え、ディフェンス面でもリーグ屈指の選手だったからだ。インサイドではジョーダンに分があるものの、ミドルレンジは互角、3ポイントシュートではコービーに分がある、といったように甲乙つけがたい。
ジョーダンとコービー。いつかトラッシュトークつきで、両者が議論しているところをぜひとも見てみたいものだ。
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