2019.07.21
6月25日(現地時間24日)に行われた「2019 NBAアウォーズ」で、MVPの最終候補に入っていたジェームズ・ハーデン(ヒューストン・ロケッツ)は、自身が契約を結ぶアディダスのツアーで中国に滞在していたため、このイベントを欠席。
現在はフィリピンのマニラでツアーを行っているハーデンが、現地メディアからいくつか質問され、自身の想いを口にしていた。
2018-19シーズンで何を学んだかと聞かれたハーデンは、「俺たちは健康を維持していかなきゃならないということ」と回答。そしてこう続けている。
「それが今シーズンの俺たちを妨げた要因の1つだったんだ。健康というのは、バスケットボールにおいて、俺たちではコントロールできないことでもある。ケガというのは(誰にでも)起こってしまうものなんだ」。
同シーズンでハーデン率いるロケッツは、ウエスタン・カンファレンス4位の53勝29敗を記録した。しかし、全82試合に出場したのはPJ・タッカーのみで、ハーデンとジェラルド・グリーンが70試合以上に出場したものの、エリック・ゴードンは68試合、クリント・カペラは67試合、クリス・ポールは58試合と、主力の欠場が相次いだ。
今年はウエスト準決勝で2勝4敗、昨年はウエスト決勝で3勝4敗と、2年連続でウォリアーズの前に敗れたロケッツだが、ハーデンはすでに切り替えており、来季を見据えている。
オフシーズンに入り、ロケッツはポールやタッカー、カペラ、ゴードンといった選手たちのトレードのウワサが渦巻いているのだが、ポールがこのウワサを否定しており、タッカーは「フェイクニュースだ」と『The Athletic』へ語っているように、ウワサが先行してしまっている状況なのかもしれない。
「俺たちは少しでも向上し続けていかなければならない。俺自身もそうだし、クリスやこのチームにいるロースターがチームに戻って、向上していくこと。より良いロースターを構築し、自分たちに必要なピースを加えていくこと。俺たちは(これまでと)同レベルの自信を持つことだね」と、ハーデンは現有戦力で戦っていくことを示唆していた。
そして、ハーデンは「過去についてゆっくり考えることもないし、悲観することもない。(チャンピオンシップを勝ち取るという)自分たちのゴールにたどり着くまで、俺たちはプッシュし続けていかなきゃならないんだ」と、ポジティブな言葉を発していた。
今年10月のジャパンゲームズで、ロケッツはディフェンディング・チャンピオンのトロント・ラプターズとプレシーズンゲームを2試合行うこととなっている。
新たなチームロゴとユニフォームで臨むロケッツの19-20シーズン。プレシーズン期間とはいえ、日本という場所で今季の覇者相手に2連勝できれば、ロケッツとしても好感触を得られることだろう。ハーデン率いるユニークなオフェンスを見せるロケッツが、どんなロースターを構築していくのか、今後の展開に注目していきたい。
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— Houston Rockets (@HoustonRockets) June 21, 2019
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