2020.06.01
7月16日(現地時間15日)、クリーブランド・キャバリアーズは、昨季まで約5シーズン在籍したJR・スミスを解雇した。
2014-15シーズン途中にトレードでニューヨーク・ニックスからキャブスへ加入したスミスは、先発シューティングガードに定着。爆発力のある3ポイントとソリッドなディフェンスを武器に、レブロン・ジェームズ(現ロサンゼルス・レイカーズ)やカイリー・アービング(現ブルックリン・ネッツ)、ケビン・ラブ(キャブス)らと共に活躍。
キャブスは15年から4年連続でイースタン・カンファレンスを勝ち上がり、NBAファイナルへ進出。16年には主力の1人として、スミスはフランチャイズ初優勝にも貢献していた。
ところが、18年夏にレブロンが退団して迎えた昨季はわずか11試合(うち先発は4試合)のみの出場。平均20.2分6.7得点1.6リバウンド1.9アシスト1.0スティールに終わっていた。
昨年11月中旬、キャブスはトレードする方向でスミス側と合意していたのだが、結局昨季中にトレードはまとまらなかった。そこでオフに入って解雇となり、制限なしフリーエージェント(FA)に。
キャリア15シーズン目を終えた33歳のベテラン、スミスは198センチ102キロのシューティングガード。クイックリリースで繰り出す3ポイントはキャリア平均で2.0本成功しており、成功率37.3パーセントを誇る。
今季の所属先の候補として、キャブス時代のチームメート、レブロンがいるレイカーズが挙がるものの、『ESPN』のエイドリアン・ウォジナロウスキー記者によると、スミスがレイカーズ入りする可能性は低いという。
それもそのはず、今夏レイカーズはシューティングガードにダニー・グリーン、エイブリー・ブラッドリー、ケンテイビアス・コールドウェル・ポープなど、複数の選手を獲得しており、バックコートの人材はすでにそろったと言っていい状況にあるからだ。
3ポイントが重宝される現代。好不調の波が激しいことで知られるスミスだが、チーム5、6番目のスコアラー、あるいはセカンドユニットの一員として安定したプレータイムを得ることができれば、平均2ケタ得点を挙げることができる力は残されているはず。33歳のベテランがどのチームと契約を結ぶのか。今後の展開に注目していきたい。
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