2020.11.14
先日メディアデーを終え、トレーニングキャンプに突入したロサンゼルス・レイカーズ。
レイカーズの話題はレブロン・ジェームズとアンソニー・デイビスによるリーグ最高級の“ダイナミックデュオ”なのだが、今季のチームには3ポイントとディフェンスに秀でた“3&D”タイプの選手が複数いることも見逃せない。
このチームには昨季トロント・ラプターズで自身2度目の優勝を経験したベテランのダニー・グリーン、昨季レイカーズで82試合にフル出場したケンテイビアス・コールドウェル・ポープ、そしてオールディフェンシブチームに2度選ばれた実績を誇るエイブリー・ブラッドリーがいる。
ここでは、9月30日(現地時間29日)に地元メディア『The Los Angeles Times』へ掲載された記事の中で、レイカーズのフランク・ボーゲルHC(ヘッドコーチ)がブラッドリーについて絶賛していたので紹介したい。
「彼は(トレーニングキャンプの中で)全員が話題にしていた男なんだ」とボーゲルHCが切り出すと、こう続けていた。
「アンソニーとレブロンはもちろん人目を引く選手。我々は世界中で見てもベストな2人を擁しており、互いに競い合うことができている。そしてチームの皆が口にしていたのは、エイブリー・ブラッドリーの粘り強さなんだ」。
188センチ81キロと小柄なブラッドリーだが、ディフェンスにはもともと定評があり、ボストン・セルティックス在籍時にはレイ・アレン(元セルティックスほか)からスターターの座を奪った実力の持ち主でもある。
クリーブランド・キャバリアーズ在籍時、レギュラーシーズンに加え、プレーオフで何度もマッチアップしたカイリー・アービング(現ブルックリン・ネッツ)も、2017年の来日時に「最もタフなディフェンダーの1人」とブラッドリーのディフェンスを絶賛するほど、マッチアップ相手を何度も苦しめてきた。
手が長く、フットワークとフィジカルの強さも兼備するブラッドリーは、相手にへばりつくかのように執拗なディフェンスを持ち味としており、レイカーズで早くも注目を集めているようだ。
レイカーズで先発の座を獲得するためには、持ち前のディフェンス力に加え、レブロンやラジョン・ロンドから配球されるパスからキャッチ&シュートで3ポイントを高確率に沈める必要がある。
ブラッドリーにとって好都合なのは、ロンドとはセルティックスでチームメートであり、レブロンとはこれまでのキャリアで何度も対戦してきたことから、両者とスムーズにフィットすることができるかもしれないということ。
28歳と働きざかりのブラッドリーは、スターターであろうがベンチスタートであろうが、ボーゲルHCから主にディフェンス面で重要な役割を与えられることになりそうだ。
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