2020.06.24

クリッパーズ移籍で故郷カリフォルニアへ帰還したポール・ジョージ…節目を迎えるキャリア10年目について語る

今季クリッパーズで悲願の優勝を目指すジョージ[写真]=Getty Images
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キャリア10年目という1つの節目を迎えるジョージ

 今季開幕前、オクラホマシティ・サンダーからロサンゼルス・クリッパーズへトレードされ、フリーエージェントとして同時に加入したカワイ・レナードと優勝を目指すポール・ジョージ。肩の手術の影響もあってシーズンにはやや出遅れたが、今季出場した42試合で平均21.0得点5.7リバウンド3.9アシストという成績を残している。

 2010-11シーズンにインディアナ・ペイサーズでNBAキャリアをスタートさせたジョージは、今季でキャリア10年目を迎えている。これまで3つの球団でプレーをしてきた彼だが、『Clutch Points』によると今季10年目に特別な感覚を抱いているそうだ。ジョージは新天地クリッパーズでのシーズンについて、「ここまで素晴らしいよ。あらゆる出来事が今まさに起きていると感じるんだ」とコメント。

「この10年、僕は殿堂入りに値するコーチや選手たちとプレーしてきた。そのなかでもルー(ウィリアムズ)は殿堂入りにふさわしい選手だろう」と、チームメートであるウィリアムズを高く評価している。レナードとジョージが加入する前の昨季は、ベテラン選手としてクリッパーズを率いたウィリアムズ。重要な時間帯でクラッチショットを沈める勝負強さがあり、ジョージを含めた仲間たちからも信頼が厚いことだろう。

 また自身が生まれ育ったカリフォルニアへ戻ってきたことについて、「僕は故郷へと帰還したけれど、そこにいる両親のことを考えても、容易な決断だった」と、語るジョージ。「僕がキャリア10年目という1つの節目を迎えているからこそ、こういったあらゆる出来事が起きたのだと思う」と締めくくっている。

 ジョージにとってのキャリア10年目は、ウィリアムズのような目を見張るような仲間と出会い、故郷への帰還を果たしたシーズンとなっている。また優勝候補の1つであるクリッパーズの一員として、悲願のチャンピオンシップに輝くチャンスも掴んでおり、まさしくあらゆるイベントが重なっていることだろう。果たして最終的にキャリア10年目を優勝で飾れるかどうか、注目していきたい。

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