2021.05.06
4月24日(現地時間23日、日付は以下同)。ワシントン・ウィザーズは敵地でオクラホマシティ・サンダーを129-109で下し、2017年1月から2月にかけて達成して以来初となる7連勝を飾った。
「7連勝には大きな意味があるね。これはシーズンを通して俺たちが成長してきたことを示す証なんだ。このチームはこれまでいくつか信じられないことが起こってきた。ケガや新型コロナウイルスといったことがね。だからフルメンバーで戦うチャンスが本当になかった。今でもね。でも多くの選手たちが帰ってきて、(出場時間の)制限からも解放された。今の俺たちは自分たちのベストなバスケットボールができていると思う。ありがたいことにね」。
試合後にブラッドリー・ビールがそう話したように、この日も八村塁(左膝)、デニ・アブディヤ(右足首)がケガのため欠場と、スターターを2人欠いているものの、サンダーをねじ伏せた。
ウィザーズではラッセル・ウェストブルックが古巣相手に37得点11リバウンド11アシストのトリプルダブル、ビールが33得点6リバウンド2ブロックと両輪が大活躍。さらにハウル・ネトが15得点5アシスト2スティール、ダービス・ベルターンスが12得点、アンソニー・ギルが9得点10リバウンドと続いた。
今季リーグトップを独走する28度目のトリプルダブルとなったウェストブルックは、ここ16試合で14度目と、獅子奮迅の働きでウィザーズをけん引。
この勝利でイースタン・カンファレンス10位の26勝33敗とし、プレーイン・トーナメント出場枠に入ったウィザーズだが、スコット・ブルックスHC(ヘッドコーチ)は「我々はこれからも集中していかなければならない」と気を引き締めている。
「我々はまだ何もやり遂げてはいない。これまでやってきたことと言えば、7連勝したことくらいだ。それはすばらしいことだが、まだまだやらなければならないことはたくさんある。それに自分たちが望む位置にはいないんだ」。
今季残り13試合としたウィザーズは、そのうち7試合がアウェーゲームであり、6チームが勝率5割以上を残しているだけに、タフな日程となる。プレーイン・トーナメント進出争いをしているインディアナ・ペイサーズ、トロント・ラプターズとの直接対決も残しており、このままイースト10位の座を死守できるか注目していきたい。
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