2021.06.24
6月8日(現地時間7日、日付は以下同)、ミルウォーキー・バックスはブルックリン・ネッツとのイースタン・カンファレンス・セミファイナル第2戦に挑むも、最大49点差をつけられてしまい、86-125の大敗。
プレーオフのファーストラウンドで、バックスは昨季のイースト覇者マイアミ・ヒートをスウィープしたものの、ネッツとのシリーズではここまで2連敗と劣勢に陥っている。
マイク・ブーデンホルザーHC(ヘッドコーチ)は「我々は一定の選手たちがもっとアタックしていく必要がある。(だけど)全体的に見て、このチームはいいプレーができていなかった。第1クォーター、いや試合全体でね。最初から最後まで、我々はもっといいプレーをしなければならない」と反省を口にしていた。
バックスは第1戦で58-47と、リバウンド数でネッツを上回るも、3ポイントはわずか20.0パーセント(6/30)、フリースローも57.9パーセント(11/19)と振るわず。第2戦でも3ポイントは29.6パーセント(8/27)、フリースローは44.4パーセントに終わり、試投数はわずか9本と、ネッツに圧倒されている。
ヒートとのシリーズで平均21.5得点にフィールドゴール49.2パーセント、3ポイント40.7パーセントを残していたクリス・ミドルトンは、ネッツとのシリーズでフィールドゴールわずか30.2パーセント(13/43)と不調。
「本来なら決めているショットがいくつか落ちたし、打つべきじゃないショットを打たされている。もっといいリズムを見つけないといけないし、ショットセレクションを良くしていかなきゃいけない」とミドルトンも苦しんでいる。
司令塔を務めるドリュー・ホリデーも「僕らは相手がショットを決めているのを見ていて、もうちょっとセルフィッシュになる必要があると思う。自分たちをそうやって追い込むようにトライしていく。ペイントで何本かショットを決めたけど、それはいずれもタフショットだった。多くの場合、2人あるいは3人にコンテストされていたんだ」とネッツのディフェンスを攻略できていないことを明かしていた。
大黒柱のアデトクンボは「僕はただ自分がやるべきことをし続けるだけ。自分を信じ、チームメートたちを信頼し、このチームを信じて、シーズンを通してやってきた習慣の数々を信じていく」と切り出し、こう続けていた。
「これは機会なんだ。僕らは仕事として試合に勝利しなきゃいけない。今はただ、第3戦を取らなきゃいけない。持てる力を全て出し切って1勝しなきゃならない。そして第4戦でも同じことをしていく。でも今の僕らは第3戦にフォーカスしなければならない」。
ネッツとのシリーズ第3戦は11日。バックスは最大49点差という一方的な展開で大敗を喫しているだけに、中2日間で切り替えて、入念な準備をして勝利を収めることが求められる。
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