2021.12.02
マイアミ・ヒートは今夏、ジミー・バトラーとバム・アデバヨの周囲にカイル・ラウリー、PJ・タッカー、マーキーフ・モリスという優勝経験のあるベテランを加えており、シューターのダンカン・ロビンソンとも再契約を結んだ。
エリック・スポールストラHC(ヘッドコーチ)の下、ヒートはプレーオフ1回戦敗退に終わった昨季の汚名返上を果たすべく臨んでおり、ここまでプレシーズンゲーム3戦負けなしと好調。
10月9日(現地時間8日)のサンアントニオ・スパーズ戦に勝利した後、ラウリーは「タイラーがものすごく強烈な活躍をしている。本当に一生懸命やっているよ。僕には彼が本当に印象的だ」とタイラー・ヒーローを称えていた。
今季でキャリア3シーズン目を迎えるガードは、チーム最年少の21歳ながら、ここまでの3戦でこの男がコート上にいる時間帯でヒートは34得点も相手チームを上回っていた。
一昨季のルーキーシーズンにヒートのNBAファイナル進出を大きく後押しした男は、昨季も平均15.1得点5.0リバウンド3.4アシストを残したものの、大きなインパクトを与えるほどではなかった。
だがプレシーズンではここまで平均25.3得点にフィールドゴール成功率56.0パーセント、3ポイント成功率50.0パーセントで平均2.7本成功と大当たりを見せている。
これには指揮官も「彼は本当に、プレーが全体的に向上したよ。スキルレベルはきわめて高く、ハードに練習へ取り組んできたんだ。彼はフロアで一段上のレベルに達したということ。だから(3年目は)彼にとって最高のスタートになっているね」と称えていた。
ヒートの予想スターターはバックコートにラウリーとロビンソン、フロントコートにはバトラー、タッカー、アデバヨとなっており、ヒーローはベンチから登場する予定なのだが、シックスマンとしてこの男が飛躍を遂げれば、ヒートの選手層はますます厚くなるだけに、今後の活躍にも期待したいところだ。
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