2021.12.02

今夏のFA交渉でリーグ規定に違反したヒートとブルズのドラフト2巡目指名権が没収に

今夏サイン&トレードでラプターズからヒートへ移籍したラウリー[写真]=Getty Images
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 12月2日(現地時間1日、日付は以下同)。NBAは、マイアミ・ヒートとシカゴ・ブルズがフリーエージェント(FA)との交渉開始時期に関するリーグ規定を違反したとして、次回手にすることができるドラフト2巡目指名権を没収したことを発表した。

 今夏のFA戦線で、ヒートはトロント・ラプターズとのサイン&トレードでゴラン・ドラギッチとプレシャス・アチウワを放出し、カイル・ラウリーを獲得。ブルズはニューオーリンズ・ペリカンズとのサイン&トレードでトーマス・サトランスキー、ギャレット・テンプル、ドラフト2巡目指名権2本と金銭を手放し、ロンゾ・ボールをロースターへ加えていた。

 『ESPN』が報じたところによると、NBAは約4か月間に渡ってラウリーとボールのFA交渉について調査を実施。ヒート、ラプターズ、ブルズ、ペリカンズのフロントに対して、エグゼクティブや選手の代理人へのインタビューを行ない、メッセージも収集していたという。

 リーグ側の発表を受けて、ヒートは「我々は同意することこそできませんが、リーグの決定を受け入れます」、ブルズは「このプロセスが終了したことをうれしく思います。残りのシーズンを楽しみにしています」と、それぞれ発表している。

 1日終了時点で、ヒートは13勝8敗でイースタン・カンファレンス3位、ブルズは14勝8敗で同2位と、両チームとも好位置につけており、ラウリー、ボールはそれぞれのチームで主力を務めている。

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