2022.01.18

ラウリーと古巣ラプターズによる初対決は実現せず…ナースHCは「彼に会いたかったよ」

古巣ラプターズ戦を個人的な事情で欠場したラウリー[写真]=Getty Images
バスケ情報専門サイト

 1月18日(現地時間17日、日付は以下同)。マイアミ・ヒートはホームでトロント・ラプターズを104-99で下し、今季28勝目(16敗)を手にした。

 この日はタイラー・ヒーローが23得点、ジミー・バトラーがトリプルダブル(19得点10リバウンド10アシスト)、バム・アデバヨが復帰戦で14得点9リバウンドをマーク。

 もっとも、この試合でカイル・ラウリーは個人的な事情のため欠場。昨季までラプターズで9シーズンをプレーし、3ポイント成功数(1518本)や4277アシスト、873スティールなどフランチャイズ最多記録をいくつも保持し、2019年の球団史上初優勝にも大きく貢献した男は、“GROAT”(The Greatest Raptor Of All-Time)、つまりラプターズ史上最高の選手という異名を持つ。

 ラウリーとの初対決が実現しなかったことで、ラプターズのニック・ナースHC(ヘッドコーチ)は「彼に会いたかったよ」と漏らし、こう続けていた。

「(彼と会ったら)どう感じるか、私には分からない。ここへ来たら、いつだってベストプレーヤーたちとやり合いたいからね。(ラウリーと対戦して)どうなっていくのか、楽しみにしていたんだがね」。

 この試合は最初の35分間でリードチェンジ22度、同点10度という激しい展開だっただけに、ラウリーとしてもプレーしたかったのではないだろうか。

 といっても、ラウリーは近いうちに古巣と対決することとなるに違いない。というのも、この両チームのゲームは30日、2月2日、4月4日にもあり、16日間で最初の3試合が組まれているからだ。

 2月と4月の試合はトロントで開催されることから、ラウリーは昨季まで大歓声を浴びてきたトロントでもプレーすることが予想されている。引退後、ラウリーがラプターズで着用した7番は永久欠番になる可能性が高いこともあり、会場ではトリビュートビデオが流れることだろう。

カイル・ラウリーの関連記事