2021.12.14
レブロン・ジェームズ、アンソニー・デイビス、ラッセル・ウェストブルックというスーパースタートリオを揃えて今季を迎えたロサンゼルス・レイカーズ。
この3選手の周囲にもカーメロ・アンソニーやテイレン・ホルトン・タッカー、マリーク・モンクにエイブリー・ブラッドリーといったサポーティングキャストがおり、開幕前には優勝候補と評されていたものの、レイカーズは今季24試合を終えて12勝12敗でウェスタン・カンファレンス6位にとどまっている。
そのため、なかなか白星を量産できない現状を打破すべく、フランク・ボーゲルHC(ヘッドコーチ)を解任か、という報道もあった。
そんななか、12月7日(現地時間6日、日付は以下同)にチーム練習を終えたレブロンがこの噂について口を開いた。
「フランクは意志の強い男だ。彼には優秀なコーチングスタッフもいる。俺たち選手たちが、もっといい仕事をして、フロアで結果を残していかなきゃいけない。このチームと球団は、いくつか逆境があろうと気にしたりはしないし、誰かが俺たちについて言ってこようと注意することもない。それも仕事のうちだからだ」。
レブロン、デイビスを中心とした布陣にウェストブルックを加えたレイカーズは、カーメロやモンクなど複数の新加入選手たちがいるだけでなく、トレバー・アリーザ(右足首)とケンドリック・ナン(膝)はケガのため今季まだ出場できていない。また、レブロンは腹部の痛みや出場停止、新型コロナウイルスの安全衛生プロトコル入りもあって12試合も欠場しており、ビッグ3が揃い踏みの試合も決して多くない。
レギュラーシーズンが約3分の1を消化した段階ということもあり、レブロンは指揮官の交代は不要とアピールしているかのようにこう話していた。
「このチームには、これまで長い間のキャリアで看板役を務めてきた選手たちがたくさんいるんだ。だから大いに悩むことはない。チームが一丸となって集中し、次の対戦相手に向けて準備をして、どうすればチームとして向上できるかが全てだ。つまり、誰が何と言ってこようと、フランク、そして俺たちも気にすることはない」。
レイカーズはここまで、リーグ最多となる5度の延長戦をこなして4勝1敗。3点差以内で決着した試合でも4勝1敗と大きく勝ち越しているものの、勝率5割を上回るチーム相手に4勝6敗と負け越している。
8日にボストン・セルティックス(13勝11敗)、10日にはメンフィス・グリズリーズ(14勝10敗)と手ごわい相手が続くだけに、入念に準備をして勝利したいところだ。
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