2022.03.05

球宴明け4戦全敗のレイカーズ…キャリア19年目のレブロンにとって悔しいデータも

レブロン率いるレイカーズはオールスター明けで4戦全敗[写真]=Getty Images
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「俺たちは1つのクォーターの出来で自分たちの首を絞めていた。これまでは第2クォーターだったが、今日は第3クォーターだった」。

 ロサンゼルス・レイカーズは3月4日(現地時間3日、日付は以下同)に行なわれたロサンゼルス・クリッパーズ戦の第3クォーターに18-40と大差をつけられ、最終スコア111-132で敗戦。

 レブロン・ジェームズは26得点8リバウンド4アシスト、ラッセル・ウェストブルックが17得点8リバウンド、カーメロ・アンソニーが13得点、マリーク・モンクが12得点4アシスト、ウェイン・エリントンが12得点、DJ・オーガスティンが6アシスト3スティールを残した。

 とはいえ、レイカーズはオールスターブレイク明けで4戦全敗。ここ8戦で1勝7敗と大きく負け越してしまい、ウェスタン・カンファレンス9位の27勝35敗ながら、10位のニューオーリンズ・ペリカンズ(26勝36敗)とのゲーム差は1.0、11位のポートランド・トレイルブレイザーズ(25勝37敗)とも2.0ゲーム差まで縮まってしまった。

「俺の役割とやることは毎晩変わってきた。だから俺はそれを理解しようとしているところであり、プレーしながらチームを助けられるようにしている」。

 ウェストブルックはレギュラーシーズンも終盤戦に差し掛かろうとしているこの時期でも苦悩していることを明かしていた。それでも、「俺の期待値は依然として変わらない」と切り出し、さらにこう続けていた。

「俺はそこから投げ出したりはしない。それは俺のスタイルではない。この先何が待ち受けていようと、諦めたりはしない。最後まで戦っていく。もしうまくいかなくても、それは仕方ない。その結果を受け入れるさ。でも俺は絶対にあきらめたりはしない」。

 現役最多となる4度の優勝経験を誇るレブロンとしても、なかなか事態が好転しない現状は悩ましいところ。というのも、『ESPN Stats & Info』によると、今季のレイカーズは4日のクリッパーズ戦を終えた時点で20点以上のビハインドを20度背負い、25点差以上は14度、30点差以上の大差を7度も味わった。

 これはキャリア19シーズン目のレブロンにとって初のこと。この男がプレーオフ進出を逃がしたのはわずか3度ながら、その3シーズンでもここまで劣勢をしいられることはなかったのだから当然だろう。

 だが時間は止まってはくれない。シーズンは続いていくことから、まずは1勝してこの負の連鎖を食い止めていかなければならない。

 6位のデンバー・ナゲッツ(36勝26敗)とのゲーム差は9.0のため、プレーオフへ出場するためにはプレーイン・トーナメント参戦がマストとなりそうだが、レブロンとウェストブルックを中心とした布陣が現状からどこまで挽回できるかは見ものだ。

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