2022.10.30

過密日程のジャズがグリズリーズとの激闘を制す…ハーディHCは「本当によく戦った」

今季からジャズの手綱を握るハーディHC[写真]=Getty Images
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 10月30日(現地時間29日)、ユタ・ジャズはホームで2連勝中のメンフィス・グリズリーズと対戦した。直近の7日間で5試合目を迎え、29日には敵地でデンバー・ナゲッツと対戦していたジャズ。体力的にも厳しい戦いが予測されたこのカードだが、試合時間残り24秒でマリーク・ビーズリーが決定打となる3ポイントシュートを沈め、124-123で見事勝利を収めた。

 試合後、ジャズのウィル・ハーディヘッドコーチは「チームの全員を誇りに思う。良いチームを苦闘の末に撃破したんだ」と喜びを爆発させた。『NBA.com』が伝えている。

「私は、彼らが最後までやり遂げたことにただただ満足している。試合の終盤は混乱していたけれど、もう1度言わせてくれ。本当によく戦った」

フィニッシュ力を幾度となく披露したマルカネン(右)[写真]=Getty Images

 ジャズはラウリ・マルカネンが23得点9リバウンド5アシスト、ケリー・オリニクが23得点3リバウンド4アシスト2スティール、ジョーダン・クラークソンが21得点3リバウンド6アシストをマーク。また、ベンチ出場のビーズリーが3ポイントシュートを6本中4本沈めるなど、チームの劇的勝利に貢献した。

 試合後のインタビューには、こちらも高確率で3ポイントシュートを射抜いたオリニクが登場。「みんながお互いのためにプレーしている。誰がステップアップして団結するかは予想できないんだ。一つひとつのゲームを通して、もっと良くなっていくよ」とグリズリーズ戦を振り返った。

3ポイントシュート4本を含む23得点を挙げたオリニク[写真]=Getty Images

 試合の入りは苦戦していたが、第2クォーターには7得点を挙げ、以降は好調なパフォーマンスを継続したオリニク。「NBAではチャンスが次々とやってくる。第2クォーター、第3クォーターと、素晴らしいパフォーマンスを披露できたね」と自身の出来を評価している。

 グリズリーズ戦を終えて5勝2敗を記録するなど、開幕から好調を維持しているジャズ。今夏にドノバン・ミッチェルルディ・ゴベアボーヤン・ボグダノビッチと主力選手をトレードしたが、すでにジャズは新体制の強みを醸成しているのかもしれない。

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