2022.12.29
12月13日(現地時間12日、日付は以下同)。ポートランド・トレイルブレイザーズはホームのモーダ・センターでミネソタ・ティンバーウルブズを133-112で下し、直近5試合を4勝1敗とした。
この試合で、デイミアン・リラードはクラッチタイムでチームを勝利へと導くショットを沈める“デイム・タイム”こそ発動しなかったものの、チャウンシー・ビラップスHC(ヘッドコーチ)は「彼は爆発していた。見ていて楽しかったよ」と称えていた。
それもそのはず。この日のリラードは第3クォーター終了時点でゲームハイの38得点に3アシストをマーク。特に3ポイントシュートが絶好調で、チームメートとの連係やキックアウトからキャッチ&シュート、さらにはプルアップから面白いように長距離砲を炸裂。
終わってみれば、3ポイントシュート成功率64.7パーセント(11/17)、11本成功の両方で今シーズン最多という超絶パフォーマンスを披露した。
「俺は本当に、どれくらいスリーを決めていたか知らなかった。打っていただけ。2ケタに達していたのは知っていたし、今夜はたくさんスリーを決めていたのも分かっていた。で、俺はいったいどれだけシュートしたんだっけ? と思っていた」
リラードは2021年のプレーオフ、デンバー・ナゲッツとのファーストラウンド第5戦で2度の延長の末に12本の3ポイントシュートをヒットし、NBAプレーオフにおける1試合最多成功数の新記録を樹立。
レギュラーシーズンでは2020年1月21日のゴールデンステイト・ウォリアーズ戦で、11本の3ポイントシュートを放り込み、キャリアハイとなる61得点をマーク。さらに同年8月7日のナゲッツ戦でも11本の3ポイントシュートを沈めていた。
1試合で11本の3ポイントシュート成功は、ブレイザーズにおけるフランチャイズ最多記録。ウルブズ戦で、リラードは自身が保持する球団最多記録タイとなる長距離砲を決め切ったことになる。
レギュラーシーズンで通算3度目の3ポイントシュート11本以上成功となったことで、リラードはクレイ・トンプソン(2度)を抜き、歴代単独2位に浮上。リラードの上にいるのは12度を誇るステフィン・カリー(いずれもウォリアーズ)のみとなった。
また、第3クォーター終了時点で11本の3ポイントシュート成功は、トンプソン(14本)に次いでNBA歴代2位。ウルブズ戦のリラードは、自身の持ち味を最大限に発揮したと言えるだろう。
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