2023.03.18
2月27日(現地時間26日、日付は以下同)。ロサンゼルス・レイカーズはダラス・マーベリックス戦で試合開始から15本連続で3ポイントシュートが決まらず、第2クォーター残り約7分の時点で21-48と、27点もの大量ビハインドを背負うことに。
だがダービン・ハムHC(ヘッドコーチ)が「選手たちは決して落胆することはなかった。みんなが激励したがっていたんだ」と試合後に話したとおり、そこから徐々に巻き返していった。
そして第4クォーターには13度のリードチェンジを繰り返した末、残り約2分にアンソニー・デイビスのダンクでリードを奪うと、そこからレブロン・ジェームズ、デイビスのショットで逆転を許さず、最終スコア111-108で大逆転勝利を手にした。
レイカーズではデイビスがゲームハイの30得点に15リバウンド4アシスト3ブロック、レブロンが26得点8リバウンド3アシスト、デニス・シュルーダーが16得点8アシストをマーク。
試合後、デイビスが称えていたのは“ヴァンドー”ことジャレッド・バンダービルトだった。
「間違いなくすべてがヴァンドーから始まった。ルカ(ドンチッチ)へのボールプレッシャー、スティールも奪い、ディフェンス面で俺たちを上向けてくれたんだ」
この試合、バンダービルトは約27分のプレータイムで15得点にいずれもゲームハイとなる17リバウンド4スティールと大暴れ。8本のオフェンシブ・リバウンド獲得でレイカーズへ新たなポゼッションをもたらしただけでなく、ドンチッチをフィールドゴール7投中成功わずか2本に抑え込む堅守で勝利に大きく貢献。
『ESPN Stats & Info』によると、レイカーズが27点ビハインドを覆して大逆転勝利を飾ったのは、30点差を挽回して勝利した2002年12月7日以来初。この時の相手もマブスだった。
ここ5戦を4勝1敗としたレイカーズは、29勝32敗でウェスタン・カンファレンス11位へ浮上。4位のフェニックス・サンズ(33勝29敗)から13位のオクラホマシティ・サンダー(28勝32敗)まで、実に10チームが4.0ゲーム差でひしめき合っている。
レイカーズは足首を痛めて先発ポイントガードのディアンジェロ・ラッセルが欠場するなか、貴重な1勝をモノにしたと言っていいだろう。
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