2023.07.30
3月28日(現地時間27日、日付は以下同)。シカゴ・ブルズはロサンゼルス・クリッパーズ戦を112-124で落としたことで、連勝が2でストップした。
それでも、リーグ6位(111.9)のディフェンシブ・レーティングを誇るブルズは、27日にロサンゼルス・レイカーズを118-108で下しており、直近10試合で7勝3敗と好調を維持。
オールスターブレイク後は10勝6敗で勝ち越しており、ディフェンシブ・レーティングでもリーグ7位(111.5)と、リーグ上位レベルの堅守を武器に白星を重ね、28日終了時点でイースタン・カンファレンス10位の36勝39敗と、プレーイン・トーナメント出場圏内にいる。
このチームにはデマー・デローザン、ザック・ラビーン、ニコラ・ブーチェビッチといったオールスター経験者が複数在籍しているのだが、2月22日に加入したパトリック・ベバリーの活躍も見逃せない。
古巣レイカーズ戦で10得点4リバウンド5アシスト1スティールを残して勝利に貢献した34歳のベテランガードについて、JJ・レディック(元クリッパーズほか)は28日に更新された自身のポッドキャスト番組“The Old Man and the Three”で、このように話していた。
「パトリック・ベバリーのことをものすごく称賛したい。彼はあのチームをプレーオフへ出場可能な位置へと引き上げた」
「現実に、パトリック・ベバリーは強烈なインパクトを与えている。ディフェンス面、チームの精神面、バスケットボールチームとしての結束力において、ものすごいインパクトをもたらしている」
ブルズで先発出場を続けているベバリーは、ここまで16試合に出場して平均28.1分6.3得点5.6リバウンド3.7アシストを記録。イリノイ州シカゴで生まれた男は、高校時代までを過ごした故郷で持ち前のディフェンス力だけでなく、ヴォーカル面でも存在感を発揮している。
ベバリーというプレーオフ経験も豊富なベテランリーダーを加えたことで、レディックは「彼らは(これまでとは)異なるチームだ」と高く評価していた。
今シーズン開幕から2月上旬まで在籍していた古巣レイカーズとの試合を終えた後、新天地ブルズへ完璧にフィットしているかどうか聞かれたベバリーは、こう切り返していた。
「そう思うね。俺がスプーンだとしたら、ビリー(ドノバン ヘッドコーチ)は俺のことをスプーンとして使ってくれる。レイカーズは…そうだな。俺がスプーンだとしても、あそこは俺をフォークかのように使っていたんだ」
2月下旬に自身のポッドキャスト番組で、ベバリーは「彼らをプレーオフから脱落させてやる」と、古巣へ宣戦布告していたことから、自身の起用法に不満があったのかもしれない。
そのベバリーが所属するブルズは、30日にホームのユナイテッド・センターでレイカーズを迎えるだけに、ベバリーは勝利を手にするべく、レイカーズの選手たちへタフで粘着気質なディフェンスで襲い掛かることだろう。
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