2023.04.03

メンタルヘルスの問題を訴えたブルズのドラモンド…「心を整理する時間が必要だった」

メンタルヘルスの問題を訴えたドラモンド[写真]=Getty Images
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 先週半ば、シカゴ・ブルズアンドレ・ドラモンドが自身のTwitterでメンタルヘルスに集中するためにすべてのSNSを削除し、携帯番号も変更したことを語っていた。ツイートを投稿した翌3月30日(現地時間29日)のロサンゼルス・レイカーズ戦、彼は試合を欠場している。

 現地メディア『ESPN』によると、ドラモンドは心の整理をする時間が必要だと言い、レイカーズ戦を欠場した模様。彼は自らへのサポートを欠かさず行ってくれた球団に対し、感謝の言葉を述べている。

 4月3日にブルズがメンフィス・グリズリーズを128-107で撃破したあと、ドラモンドは「心を整理し、しばらく放置していた問題と向き合うために、少し時間を取る必要があったんだ。僕は大丈夫だと感じているが、まだメンタルを癒すためにやることがたくさんある」とコメント。戦列には復帰したものの、完全に調子を取り戻しているわけでなないようだ。

 今シーズンは63試合に出場しており、1試合平均6.1得点6.7リバウンドをマークしているドラモンド(現地3月31日時点)。グリズリーズ戦では6分40秒のプレータイムで2得点3リバウンドを記録している。

ブルズのゴール下を支えているドラモンド(中央右)[写真]=Getty Images

 昨年8月に29歳を迎え、リーグでの生活も今シーズンで11年目に突入しているドラモンド。NBAで長年プレーしているともなると、周囲から羨望の的にされることも自然な流れではあるが、彼はその期待にプレッシャーを感じているようだ。

「我々はスーパーヒーローのように見られている。まるで、僕たちを悩ませることは何もないように、ゲームの外に人生を持っていないようにね。それは人々が理解できないことで、僕たちは競技の外で私生活を持っている。それは時に負担となるもので、“マント”を脱ぐことだってある。助けを求めてもいい、感情的になってもいいんだ」

 バスケットボールプレーヤーのなかにはNBAでの生活を夢見る人も多くいるだろうが、その重圧は計り知れない。彼らがアスリートである以前に1人の人間であることを、ドラモンドは痛切に訴えている。

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