2023.06.27

オプション破棄でFAとなったドレイモンド・グリーン…ウォリアーズと3年契約締結か?

ウォリアーズでキャリア11年目を終えたグリーン[写真]=Getty Images
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 ゴールデンステイト・ウォリアーズドレイモンド・グリーンは、プレーヤーオプションとなっていた来シーズンの契約、約2760万ドル(約39億4680万円)を破棄したことで、今夏に制限なしフリーエージェント(FA)となった。

 ウォリアーズ一筋11年間をプレーしてきた男は、公称198センチ104キロの33歳。ヴォーカルリーダーを務める傍ら、オフェンスではプレーメーカー役をこなし、ディフェンスではその中心を担う重要な選手であり、4度の優勝に絶大な貢献を見せてきた。

 今シーズンは73試合の出場で平均8.5得点7.2リバウンド6.8アシスト1.0スティールにフィールドゴール成功率52.7パーセントを残し、オールディフェンシブセカンドチームに選出されており、複数のポジションをガード可能なディフェンス力は健在。

 NBAインサイダーのマーク・スタイン記者によると、メンフィス・グリズリーズは今夏のFA戦線でベテランのリーダー格を求めており、グリーン獲得を狙っていたと報じていた。

 ただ、グリズリーズは6月24日(現地時間23日、日付は以下同)に合意となった3チーム間トレードで、ボストン・セルティックスからマーカス・スマートというリーダー格の獲得に成功したことで、グリーン獲得争いから脱退したという。

 同記者は26日の時点で、ウォリアーズがグリーンとの再契約に自信をもっていると報道。チームは今夏にベテランフォワードと3年契約を結ぶ計画だと報じている。

 ウォリアーズは先日、ワシントン・ウィザーズからクリス・ポールを獲得するトレードが合意に達したと報じられており、ジョーダン・プールらを放出している。

 グリーンが今夏にウォリアーズと新たに3年契約を結ぶこととなれば、フランチャイズプレーヤーのステフィン・カリーと同じく、2025-26シーズンに契約が満了することとなる。来シーズン終了後に契約満了を迎えるクレイ・トンプソンの動向も気になるところだが、カリーとグリーンは攻防両面で最高の相棒なだけに、ウォリアーズが7月1日に解禁されるFA選手との交渉で積極果敢に進めていくのではないだろうか。

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