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ミルウォーキー・バックスは、1月24日(現地時間23日、日付は以下同)に就任1年目のエイドリアン・グリフィン前HC(ヘッドコーチ)を解任し、ジョー・プランティAC(アシスタントコーチ)がHC代行を務めてここまで2勝1敗とし、29日終了時点でイースタン・カンファレンス2位の32勝14敗という好位置にいる。
その後バックスは新たな指揮官としてドック・リバースと契約合意に達し、28日に記者会見を開いた。NBAチームの指揮官として約24シーズンの経験を持つリバースHCは、これまでオーランド・マジック、ボストン・セルティックス、ロサンゼルス・クリッパーズ、フィラデルフィア・セブンティシクサーズで指揮を執り、NBA歴代9位のレギュラーシーズン通算1097勝(763敗/勝率59.0パーセント)を残してきた。
とはいえ、62歳のベテランHCにとって、シーズン途中にNBAチームで指揮を執るのは今回が初。2008年にセルティックスの指揮官として優勝を成し遂げたリバースHCにとって、ヤニス・アデトクンボ、デイミアン・リラードという2人のスーパースターを擁するバックスで指揮を執るのは自身2度目のリーグ制覇を達成するまたとないチャンスとなったという。
「ヤニスとデイム(リラード)。本当に、それが(私が引き受けた)答えだ。(チャンピオンシップを勝ち取る)チャンスがあるのは8チーム。その可能性が高いかどうかは分からない。だがバックスはそのうちの1つでしょ?」
リバースHCは会見でそう語り、2021年の王者をこう評していた。
「このチームはベテラン陣とともに、彼らが成長することで築き上げてきた。シーズンのこの時点で(どこかへ)跳び込むなら、このチームこそ即座に変化をもたらし、結び付くことができるベストな機会だと思っていた」
アデトクンボとリラードの周囲にも、バックスにはクリス・ミドルトンやブルック・ロペス、ボビー・ポーティス、キャメロン・ペイン、ジェイ・クラウダー、マリーク・ビーズリーといった有能な選手たちがいる。プレーオフには7年連続で出場中で、今シーズンも優勝候補の一角となっている。
バックスは30日からアウェー5連戦が組まれており、その初戦となるデンバー・ナゲッツ戦からリバースHCが指揮を執る見込み。仕切り直しとなったバックスが、ベテランHCの下でどのように変化していくかは見ものだ。
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