2024.04.05
ゴールデンステイト・ウォリアーズは、3月25日(現地時間24日、日付は以下同)に行われたミネソタ・ティンバーウルブズ戦を110-114で落として2連敗となり、ここ4戦で1勝3敗と負け越すこととなった。
ウォリアーズは前半途中に12点をリード。後半もリードを保持していたものの、この日ゲームハイの31得点をマークしたステフィン・カリーは第3クォーター残り4分7秒に4点リードの場面でベンチへ下がると、第4クォーター残り6分54秒にコートへ戻ったのだが、チームは3点リードで迎えた最終クォーター序盤にウルブズへ逆転を許し、その時には8点ビハインドを背負っていた。
そこからウォリアーズは巻き返し、残り3分28秒にカリーの3ポイントシュートで同点に追いつく。その後2度も1点差まで詰め寄ったのだが逆転には至らずに惜敗。
今月14日に36歳を迎えたカリーは、試合後に「自分がフレッシュな状態であればなるべく多くの時間をプレーしたい。だからちょっと(驚いた)ね。あそこで相手がランを仕掛けていたのは分かっていたから。あそこで僕らのリードがなくなってしまったんだ」と話していた。
この試合でカリーは29分51秒に出場。これはチーム4番目だったのだが、スティーブ・カーHC(ヘッドコーチ)はこう語っていた。
「我々にはクリス・ポールがいる。クレイ(トンプソン)、ドレイモンド(グリーン)もいる。素晴らしい選手たちがコートへ出ていたんだ。我々は毎試合、ステフだけで行くことはできない。この数週間、彼にとってはタフなものになっている。
我々は彼へこのフランチャイズの負担をかけてきた…15年間になるのかな? 我々は彼へ35分間もプレーさせるわけにはいかない。遠征で7日間のうち5試合をこなさなければならないんだ。我々は試合に勝とうとしている。そして選手たちにはフレッシュな状態でいてもらおうとしているんだ」
カーHCが話したとおり、ウォリアーズはウルブズ戦でアウェー5連戦をスタートさせ、27日にはマイアミ・ヒート、翌28日にはオーランド・マジックとの2連戦が組まれているなどタフな日程となっている。
だがドレイモンド・グリーンが「俺たちは試合を落とし続けている。特に自分たちが勝つべき試合をだ。俺たちは数多くの勝つべき試合を落としている」と話したとおり、“勝ち切れていない”状況が続いている。
現地メディア『ClutchPoints』によると、今シーズンのウォリアーズは12点以上のリードを手にした13試合でいずれも黒星を喫しているという。また、3点差以内で決着した試合でも4勝10敗と黒星先行で、ウェスタン・カンファレンス10位の36勝34敗と、かろうじてプレーイン・トーナメントへ進出可能な最終枠にいる。
ところが、ヒューストン・ロケッツが26日のポートランド・トレイルブレイザーズ戦も制して現在リーグ最長の9連勝を飾ったことで、ウェスト11位のロケッツ(36勝35敗)とのゲーム差は0.5となってしまった。
ウルブズ戦後、グリーンは「ロケッツのことはどうでもいい」と切り返していたものの、ここまでくるとどちらがウェスト10位でレギュラーシーズンを終えることができるのか分からないほどの僅差となっている。
残り12試合で、ウォリアーズは勝ち切れない現状から立て直すことができるのか。まずは27日のヒート戦に注目していきたい。
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