2024.08.04
FA選手との交渉が解禁となった7月1日(現地時間6月30日、日付は以下同)、各チームが来シーズンに向けたロスター強化の動きを一段と加速させている。リーグのルールによりFA選手との契約解禁は7日からとなっているが、水面下で数々の交渉が進められているようだ。
中でもフィラデルフィア・セブンティシクサーズの動きが活発な模様。前日の6月30日に制限なしFAとなったばかりのポール・ジョージと4年契約で合意したと報じられたシクサーズだが、ジョージの他にも次々と選手との契約が報じられている。
まず、制限付きFAとなっていたタイリース・マクシーと5年2億5百万ドル(1ドル161円換算で約331億円、為替レートは以下同)のマックス契約で再契約に合意したと『The Athletic』のシャムズ・シャラニア記者が報じている。昨シーズンのシクサーズを牽引し、MIP(最成長選手賞)も受賞したマクシーは、来シーズン以降もジョエル・エンビードと並んでシクサーズの主軸として期待がかかる。
さらに、同じく昨シーズンをシクサーズでプレーしたFAのケリー・ウーブレイJr.も2年1630万ドル(約26.3億円、2年目のプレーヤーオプションを含む)で再契約に合意したようだ。こちらは『ESPN』のエイドリアン・ウォジナロウスキー記者が報じている。昨シーズンにシャーロット・ホーネッツから1年契約でシクサーズに加入したウーブレイJr.だが、自身のプレーでチームの信頼を獲得し再契約を掴み取った。
シクサーズは昨シーズンまで所属していた選手の再契約だけでなく、他チームからの獲得も手早く進めているようだ。シャラニア記者によれば、シクサーズはエリック・ゴードン、アンドレ・ドラモンドといったベテランも次々に獲得したとのこと。
キャリア17年目を迎えるゴードンはフェニックス・サンズでプレーした昨シーズン、平均27.8分の出場時間で11.0得点1.8リバウンド2.0アシスト1.0スティールを記録、3ポイントシュート成功率は37.8パーセントをマークしている。昨シーズンまでシカゴ・ブルズに所属していたキャリア13年目のドラモンドは、2021-22シーズン以来のシクサーズ復帰を果たすこととなる。
昨シーズンまでの主軸に加え、実力派の選手を次々と獲得したシクサーズの来シーズンに注目が集まる。
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