2024.08.04

ヘイワード引退でNBAに残っている2010年のドラフト組はポール・ジョージのみに

昨季クリッパーズでプレーしていたジョージ[写真]=Getty Images
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 8月2日(現地時間1日)。NBAキャリア14年目を終えたゴードン・ヘイワードが現役引退を発表した。

 バトラー大学出身のフォワードは、2010年のドラフト1巡目9位でユタ・ジャズから指名され、ボストン・セルティックス、シャーロット・ホーネッツ、オクラホマシティ・サンダーでプレー。

 ジャズ時代の2016-17シーズンには平均21.9得点5.4リバウンド3.5アシスト1.0スティールを残してオールスターに選出。キャリア14シーズンのうち、4シーズンで平均19.0得点以上を残してきた。

 2010年のドラフトでは全体1位でジョン・ウォール、同5位でデマーカス・カズンズといった大物選手たちが指名されたのだが、ヘイワードの引退によって、この年のドラフト組で2024-25シーズンにNBAで残っているのは10位指名のポール・ジョージのみに。

 インディアナ・ペイサーズでNBAキャリアをスタートさせたジョージは、サンダー、ロサンゼルス・クリッパーズを経て、今夏にフィラデルフィア・セブンティシクサーズへ移籍。

 203センチ99キロのジョージはウイングプレーヤーとして理想的なサイズを持ち、攻防両面に秀でたオールラウンダーとしての地位を確立した34歳。オールスターに9度、オールNBAチームに6度、オールディフェンシブチームに4度選ばれてきた男は、キャリア14年目の昨シーズンもクリッパーズで平均22.6得点5.2リバウンド3.5アシスト1.5スティールを残し、オールスターにも選ばれた。

 NBAでは毎年アメリカのカレッジや海外から有力な選手たちが入ってくることもあり、新陳代謝が激しいリーグ。高校時代や大学時代、あるいはNBA入り後に輝かしい実績を残したとしても、一線級で活躍を続けていくことが困難な舞台でもある。

 ウォールとカズンズは現役引退を表明したわけではないものの、現時点では2010年のドラフト組でNBAに残っているのはジョージのみとなった。

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