2024.11.18
現在、NBAでは引退した元選手たちだけでなく、現役選手たちもポッドキャスト番組を持ち、自身の考えや意見、あるいはゲストを招いて公開している。引退した選手たちのポッドキャスト番組ではポール・ピアースとケビン・ガーネットによる“KG Certified”、スティーブン・ジャクソンとマット・バーンズによる“All The Smoke”などがある。
一方、現役でもポール・ジョージ(フィラデルフィア・セブンティシクサーズ)の“Podcast P with Paul George”、ドレイモンド・グリーン(ゴールデンステイト・ウォリアーズ)の“The Draymond Green Show”、ニューヨーク・ニックスのジェイレン・ブランソンとジョシュ・ハートによる“Roommates Show”、トレイ・ヤング(アトランタ・ホークス)の“From The Point Podcast”といった番組がある。
そうしたなか、グリーンが先日ジェフ・ティーグ(元アトランタ・ホークスほか)のポッドキャスト番組“Club 520 podcast”へ出演。そこでポッドキャスト番組の“先輩”として、グリーンはこう発言していた。
「選手たちが今ポッドキャスト番組をやっているのを見て、俺には2つの思いがある。1つは好きなことをやっているのは最高ってこと。だがその反面、それをやってもいいところまで達しているのかってことだ。今、何人か始めているのを見ているが、自分たちのメインの仕事(NBA)で何かをやってきたのかということ。とりあえずやってみるかってやつだ。だが今の時点で何も成し遂げていないんなら、その位置にはいない」
ティーグはNBAで12シーズンをプレーし、オールスターに1度選ばれたポイントガード。対するグリーンはウォリアーズで4度の優勝を経験したほか、オールスターに4度、オールディフェンシブチームに8度も選出された実績を持つ。
そのため、グリーンはポッドキャスト番組をしている若手たちに対してこう苦言を呈していた。
「3年くらいしかリーグにいない連中については、ポッドキャストをしていくうえで理解しようとする必要があると思うね。彼らがやっていることは大好きだし、やりたかったことを見つけたんだから応援する。だが3年くらいで何も成し遂げていないんだ。それじゃ誰も聞きたくないだろ」
「何人かは始めるのが早すぎたと思うね。だって彼らには何も言うことがないだろ。俺に言わせれば、何も証明していないヤツらの話なんて誰も聞きたくないんじゃないか」
リーグでプレーする選手たちの中には、ポッドキャスト番組への関心を強めてファンやリスナーとのコミュニケーションを重視していくケースもあるだろう。だがグリーンは選手としてNBAで実績を残したうえで、ポッドキャスト番組をスタートさせてほしいと思っているようだ。
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