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今夏主力をトレードで放出したブルズ…ブーチェビッチは「自分ではコントロールできない」

ブルズで先発センターを務めるブーチェビッチ[写真]=Getty Images
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 9月7日(現地時間6日)。NBAインサイダーのマーク・スタイン記者が、会員制ウェブサイト“The Stein Line”を更新し、ニコラ・ブーチェビッチシカゴ・ブルズ)とのインタビュー内容を報じた。

 オールスター選出2度を誇る208センチ117キロのビッグマンは、2021年3月のトレードでオーランド・マジックからブルズへ移籍。在籍約4シーズンでレギュラーシーズン計257試合へ出場し、平均18.1得点10.9リバウンド3.3アシストを残してきた。

 だがブルズは2022年こそプレーオフ進出を飾るも、現在2シーズン連続でプレーオフから遠ざかっている。さらに、今夏チームはアレックス・カルーソをオクラホマシティ・サンダー、デマー・デローザンをサクラメント・キングスへトレードしており、残り2年の契約を残すブーチェビッチの去就も気になるところ。

「正直なところ、これまでも経験してきた。ブルズ入りしてから、僕にはトレードに関する話がたくさん付きまとっている。昨年夏もそうだし、昨シーズンもね。だからもう、これはほんの一部にすぎないんだ」(ブーチェビッチ)

 NBAではスター選手であろうとトレードされることは珍しくなく、デローザンのようなサイン&トレードもあれば、オフやシーズン中のトレードでロスターにメスを入れることもあるのだが、33歳のベテランはこう話していた。

「前にも言ったことだけど、物事がうまく進んで、僕らが勝利を重ねてかみ合っていれば、トレードの噂は広まらなかっただろうね。でもそうはいかず、僕らはなかなか勝てず、ゴールを達成できずにいる。そういう時にこそ、変化というのは必ず起こるものなんだ」

 今夏ブルズはカルーソとデローザンのほか、アンドレ・ドラモンド(現フィラデルフィア・セブンティシクサーズ)、ジャボンテ・グリーン(現ニューオーリンズ・ペリカンズ)らが移籍。

 その一方、サンダーからジョシュ・ギディー、キングスからクリス・デュアルテ、FA(フリーエージェント)戦線でジェイレン・スミス、ドラフト1巡目11位でフォワードのマタス・ブゼリスを補強した。

 ブーチェビッチは今シーズンもブルズの先発センターとして起用される見込みながら、NBAはビジネスであり、自身が今後どうなっていくかは分からないとも口にしていた。

「自分ではコントロールできないから、その成り行きを見守っていくくらいしかできないんだ。彼ら(ブルズのフロント)が変化を選択して僕をトレードするかどうかは彼ら次第なんだ」

 ブルズの現有戦力で最年長のベテランとなったブーチェビッチは、ギディーにコービー・ホワイトザック・ラビーンパトリック・ウィリアムズとスターターを形成して今シーズンを迎える見込み。

 今シーズンにチームがプレーオフへ返り咲くべく、ベテランビッグマンの奮戦は続いていく。

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