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「素晴らしい経験になった」…NBAの3チームで優勝したダニー・グリーンが現役引退

2020年にレイカーズの優勝メンバーになったグリーン[写真]=Getty Images
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 10月11日(現地時間10日、日付は以下同)。NBAで15シーズンを戦い抜いたダニー・グリーン(37歳)が、自身のポッドキャスト番組“Danny Green x Inside the Green Room”で引退を発表した。

「僕はバスケットボールというゲーム、NBAから正式に(引退して)前へと進むことにした。素晴らしい経験になったよ。ゲームから立ち去ることになって自分を誇らしく思っている。今は穏やかな気分なんだ」

 番組内でそう語ったグリーンは、名門ノースカロライナ大学で4年間プレーし、4年次の2008-09シーズンにタイ・ローソンやウェイン・エリントン、エド・デイビスらとNCAAトーナメント優勝を経験。

 2009年のドラフト2巡目全体46位でクリーブランド・キャバリアーズから指名されたグリーンは、198センチ97キロのウイングとしてキャバリアーズ、サンアントニオ・スパーズトロント・ラプターズロサンゼルス・レイカーズ、フィラデルフィア・セブンティシクサーズ、メンフィス・グリズリーズに所属してきた。

 昨年9月にシクサーズと契約を結んで2023-24シーズンを迎えるも、昨年11月2日にウェイブ(保有権放棄)され、2試合で平均9.0分1.0リバウンドに終わり、その後NBAチーム入りすることはなかった。

 とはいえ、グリーンはレギュラーシーズン通算832試合の出場でキャリア平均25.1分8.7得点3.4リバウンド1.5アシスト1.0スティールに3ポイントシュート成功率40.0パーセント(平均1.9本成功)を残し、3ポイントとディフェンスに秀でた“3&D”として活躍。

 そして2014年にスパーズ、2019年にラプターズ、2020年にはレイカーズでそれぞれローテーション入りして優勝メンバーになり、2016-17シーズンにはオールディフェンシブセカンドチームにも選ばれた。

 これまでNBAの異なる3チームでリーグ制覇を達成したのは4人。ロバート・オーリー(元レイカーズほか)、ジョン・サリー(元デトロイト・ピストンズほか)、レブロン・ジェームズ(現レイカーズ)とグリーンのみで、通算169試合に出場したプレーオフで、グリーンはNBA歴代9位の3ポイント315本を沈めてきた。

 ロールプレーヤーとして常勝チームに不可欠な存在となり、グリーンは数多くの成功を収めてきたと言っていいはずだ。

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