8時間前

注目度を増す河村勇輝へ元NBA選手がニックネームを提案「ジャパニーズ・チョコレートだな」

河村(左)と元PGのウィリアムズ(右)[写真]=Getty Images
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 メンフィス・グリズリーズとエグジビット10契約を結び、NBA入りを目指す河村勇輝は、トレーニングキャンプを終えてプレシーズンゲームにも出場している。

 ここまでプレシーズンゲーム全4試合に出場し、平均16.9分4.3得点4.8アシストを残す日本代表のポイントガード(PG)は、10月15日(現地時間14日、日付は以下同)のインディアナ・ペイサーズ戦で華麗なノールックパスを含む計7アシストに10得点をマーク。

 河村のパスさばきはグリズリーズやその地元メディアに限らず、NBAの公式アカウントも取り上げていて、その注目度は試合を重ねるごとに増している。

 そうした中、16日に地元メディア『Grind City Media』の“Chris Vernon Show”の最新エピソードが公開。グリズリーズのレジェンドで、2025年3月16日のマイアミ・ヒート戦で、背番号9の永久欠番入りが発表されているトニー・アレン(元グリズリーズほか)がゲスト出演。

 グリズリーズは現在トップスコアラーでオールスターガードのジャ・モラントが在籍しているほか、これまでにマイク・コンリー(現ミネソタ・ティンバーウルブズ)やマイク・ビビー(元サクラメント・キングスほか)、タイアス・ジョーンズ(現フェニックス・サンズ)といったPGたちが在籍してきた。

 するとアレンはキングスでNBAキャリアをスタートさせ、白人ながら黒人のようなリズムでプレーをすることで“ホワイト・チョコレート”のニックネームをつけられ、グリズリーズでも5シーズン在籍したジェイソン・ウィリアムズ(元キングスほか)にインスパイアされたニックネームを提案していた。

「ジャパニーズ・チョコレートだな。彼はコートでリズムを持ってプレーしているじゃないか。彼には本当にリズムがあるんだ」

 ウィリアムズはNBAで計12シーズンをプレーした185センチ86キロのPG。2006年には先発PGとしてヒートの初優勝にも貢献したのだが、強烈な印象を残したのがキャリア初期のキングス時代だろう。ビハインド・ザ・バックパスや矢のように鋭いパスなど相手どころか味方さえも驚かせるような奇想天外なボールハンドリングとパスさばきでリーグを魅了。

 2001-02シーズンから加入したグリズリーズでも先発PGを務め、在籍計5シーズンで295試合へ出場し、平均29.9分11.5得点2.3リバウンド7.0アシスト1.3スティールを記録。2003-04シーズンにはパウ・ガソル(元ロサンゼルス・レイカーズほか)やマイク・ミラー(元グリズリーズほか)、ジェームズ・ポージー(元デンバー・ナゲッツほか)らと球団初のプレーオフ進出に貢献した。

 グリズリーズは16日に2ウェイ契約のスコッティ・ピペンJr.を本契約へと昇格させたことで、河村がエグジビット10契約から2ウェイ契約へ切り替えて開幕ロスターへ入り込む可能性が現実味を帯びてきた。

 19日にホームアリーナのフェデックス・フォーラムで行われるヒートとのプレシーズン最終戦は必見だ。

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