2025.05.30

2012年のファイナル進出から13年…今季はACとしてサンダーに所属するエリック・メイノー

2011年のプレーオフ当時のイバカ(左)とメイノー(右)[写真]=Getty Images
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 5月29日(現地時間28日、日付は以下同)。オクラホマシティ・サンダーは、ミネソタ・ティンバーウルブズとの「NBAプレーオフ2025」ウェスタン・カンファレンス・ファイナル第5戦を124-94で勝利し、4勝1敗でシリーズを制した。

 これでサンダーは6月6日からスタートする「NBAファイナル2025」進出が決定。レギュラーシーズンでリーグトップの68勝14敗を残し、ウェスト第1シードを手にしたチームは、ファーストラウンドでメンフィス・グリズリーズを4勝0敗、カンファレンス・セミファイナルではデンバー・ナゲッツを4勝3敗で突破。

 サンダーがファイナルまで駒を進めるのは2011-12シーズン以来初。ロックアウトで66試合の短縮となったこのシーズン、サンダーはケビン・デュラント(現フェニックス・サンズ)、ラッセル・ウェストブルック(現ナゲッツ)、ジェームズ・ハーデン(現ロサンゼルス・クリッパーズ)を中心にサージ・イバカやケンドリック・パーキンス、デレック・フィッシャー、タボ・セフォローシャ、ニック・コリソンらが所属していた。

 ウェスト2位の47勝19敗でレギュラーシーズンを終えると、プレーオフ1回戦でダラス・マーベリックスを4戦全勝のスウィープ、カンファレンス・セミファイナルではロサンゼルス・レイカーズを4勝1敗で倒し、カンファレンス・ファイナルでサンアントニオ・スパーズを4勝2敗で撃破。NBAファイナルではマイアミ・ヒート相手に初戦こそ制すも、翌第2戦から4連敗で1勝4敗となってシーズンを終えた。

 ちなみに、当時サンダーに所属していたポイントガードのエリック・メイノーは、レギュラーシーズン9試合で平均15.2分4.2得点1.4リバウンド2.4アシストを記録も、右ヒザの前十字靭帯断裂のため2012年1月にシーズンを終えていた。

 そのメイノーはマーク・デイグノートHC(ヘッドコーチ)の下、2021-22シーズンからアシスタントコーチ(AC)兼選手育成コーチへ就任。今シーズンはACとしてサンダーを支え、ファイナル進出チームの一員になっている。

 また、背番号4がサンダーの永久欠番になっているコリソンは、引退後にサンダーのフロントへ加わり、ゼネラルマネージャーのスペシャルアシスタント、アマチュアスカウトを務めてきた。

 2012年のファイナルで敗れたとはいえ、13年が経過した今もなお、当時のチームはサンダーという球団の歴史において不可欠な一部と言っていいはずだ。

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