2025.05.30

ニックスの得点源ジェイレン・ブランソンが今年のプレーオフでNBA史上4人目の快挙

ニックスを引っ張るブランソン[写真]=Getty Images
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 5月30日(現地時間29日、日付は以下同)。「NBAプレーオフ2025」イースタン・カンファレンス・ファイナルで、インディアナ・ペイサーズ相手に1勝3敗の窮地に陥ったニューヨーク・ニックスは、ホームのマディソン・スクエア・ガーデンで臨んだ第5戦を111-94で完勝し、シリーズを第6戦へ引き延ばした。

 ニックスはこの試合でペイサーズに一度もリードを許さず、最大22点差をつけて圧勝。2勝3敗としたニックスは、6月1日に敵地ゲインブリッジ・フィールドハウスで第6戦に臨む。

 第5戦ではオールスターガードのジェイレン・ブランソンが大活躍。両チーム最多の32得点に5リバウンド5アシストを奪い、今年のプレーオフだけで10度目の30得点超えを達成。

 ニックスの選手が単年のプレーオフで10度の30得点以上をマークしたのは今年のブランソンがフランチャイズ史上初。これまでの最多は1984年のバーナード・キングの8度で、ブランソンは2024年に7度も記録し、こちらは球団史上3位に入っている。

 そして28歳のオールスターは、今年のプレーオフで30得点5アシスト以上を10試合でクリア。これはシカゴ・ブルズ時代のマイケル・ジョーダン(1989、1990、1992年)、クリーブランド・キャバリアーズ在籍時のレブロン・ジェームズ(2015、2017、2018年/現ロサンゼルス・レイカーズ)、今年のシェイ・ギルジャス・アレクサンダー(オクラホマシティ・サンダー)に次いでNBA史上わずか4人目の快記録となった。

 ニックスが誇るスコアリングガードは、ペイサーズとのシリーズでさらなる勝利を手にすることができるのか。このチームがサンダーの待つNBAファイナルの舞台へ勝ち進むためには、ブランソンの活躍が不可欠なのは間違いない。

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